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キング・アブドラ科学技術大学(KAUST)の研究者が世界的海洋科学研究で最高栄誉の受賞

11 Feb 2020
カルロス・デュアルテ教授と、彼を毎年 KAUSTに訪問する義父ヴィンセント・アグスティ(97)。「私はヴィンセントが何歳になってもずっと学び続けているその姿に感化されています。私の目標は自分の研究を通して2050年までにヴィンセントの幼少時代のような生き物の溢れる海を再び取り戻すことなのです。」(AN 写真)
カルロス・デュアルテ教授と、彼を毎年 KAUSTに訪問する義父ヴィンセント・アグスティ(97)。「私はヴィンセントが何歳になってもずっと学び続けているその姿に感化されています。私の目標は自分の研究を通して2050年までにヴィンセントの幼少時代のような生き物の溢れる海を再び取り戻すことなのです。」(AN 写真)
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Updated 11 Feb 2020
11 Feb 2020
  • Tarek Ahmed Juffali 紅海生態系研究のカルロス・デュアルテ海洋科学部教授が、生態学および保全生物学部門でフロンティアーズ・オブ・ナレッジ・アワードを受賞
  • この受賞はデュアルテ教授の世界的海洋科学問題のリサーチにおけるリーダーシップとサウジアラビアのビジョン2030改革計画への貢献を認められたもの

Deema Al-Khudair、ジッダ

キング・アブドラ科学技術大学(KAUST)の研究者が、世界的海洋科学とサウジアラビアの果敢なる紅海観光プロジェクトへの彼の貢献に対し、最高栄誉の国際的な賞を受賞した。

Tarek Ahmed Juffali 紅海生態系研究のカルロス・デュアルテ海洋科学部教授が、生態学および保全生物学部門のフロンティアーズ・オブ・ナレッジ・アワードを受賞した。この賞はスペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行ファンデーション(BBVAファンデーション)が授与するもの。

デュアルテ教授はポルトガル人。海洋生物多様性と世界の環境形成におけるその役割に関する知識を広げようとする彼の努力の一環として、複数の研究キャンペーンに参加している。

デュアルテ教授の世界的海洋科学問題のリサーチにおけるリーダーシップと、サウジあらびあのビジョン2030改革計画への貢献が認められてこの受賞の運びとなった。

デュアルテ教授は「大変権威ある」栄誉の受賞に当たってその喜びを表しつつ、彼の研究の奨励や海洋生態系保護への努力に対する支援に関してKAUST が果たした重要な役割を強調する。

「この賞は生態学と生物多様性分野における『ノーベル賞』と言っても過言ではなく、著名な国際的審査官によって世界中のトップクラスの生態学者の中から受賞者が選出されます」と デュアルテ教授はアラブニュースに語った。

「私にこの賞が授与されたことは、非常に大きな名誉と認識であり、私の研究についてだけでなく、過去数年にわたって私の研究に寄与してくださった何十人もの学生と何百人という共同研究者に対して授与されたものであり、同時に私の研究機関であるKAUSTによって比類ない支援と知識追求上の自由が与えられたことによって、私はこの研究を追求していくことができたのです。」

彼は、ビジョン2030の立ち上げは歴史的イベントであり、それによってサウジアラビアは明るい未来への道のりを歩みだすことになると指摘した。

「紅海で展開されているこの壮大なるプロジェクトを、海洋保全に関する望ましい成果を得るための起爆剤とするにはどうすべきか、2016年にアドバイスを求められました。

開発というものは、過去何十年にもわたって海洋環境の破壊と生物多様性喪失の要因であったわけですが、正しいビジョン、動機、コミットメント、科学的支援によって、その開発を、海の海洋生物を取り戻すための促進力に方向転換させるというその考えに、私は直ちに心を奪われ、奮起させられました」とデュアルテ教授は語る。

彼は、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の海洋保護に対するコミットメントは「世界中のリーダーたちの模範」だと言う。

デュアルテ教授は、紅海プロジェクトに関わってきたことも誇りに思っており、ビジョン2030のような観光業の開発や国をあげての変遷プログラムが、海洋環境を取り戻す上で大きな転換期をもたらす推進力となるはずだと言う。

彼は自身の研究によって、「海洋生物を再び取り戻す上で、民間セクターが果たす役割について新たな考えが浮かび、それについて間もなく発表するつもりです。サウジアラビアでこの大いなる構想を展開するために、自分の研究を通して貢献することができることを誇りに思います」と述べた。

デュアルテ教授は持続可能性、海洋保護、アマーラ(Amaala)リゾートとNEOM 巨大未来都市構想の設計作業についても共同研究と支援を行なっている。

現在デュアルテ教授は紅海のウミガメ保護を推進させるイニシアチブを先導しており、これには紅海開発会社、アマーラ、NEOM 、KAUSTが共同出資している。「これらのウミガメは紅海全域を移動しており、中東地域の共同財産なのですから、我々全員がその保護に責任があるのです」と彼は続けた。

デュアルテ教授は、今年サウジアラビアが世界のリーダーたちを迎えてG20を主宰するにあたり、ビジョン2030の世界的認知が新たなレベルへ高められるだろうと言う。

「ビジョン2030を後押しし触発する原則は、サウジアラビアの開発をひたすら推進させるだけでなく、他の諸外国もサウジ国内で展開されたコンセプトを採用しやすくさせるのです。例えば、紅海プロジェクトで行われる開発を海洋保護の促進のために利用すること、それに循環炭素経済というコンセプトなどもそうです。循環炭素経済とは、地球温暖化の危機を解決するための新たなアプローチとして、2019年10月にエネルギー相アブドゥルアズィーズ・ビン・サルマーン皇太子によって提唱されました。一方で、恵まれない人々を苦しめ社会不安を生み出すような経済破綻の社会的打撃を回避しなければなりません」とデュアルテ教授は語る。

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