
リヤド:サウジアラビアの外務大臣であるファイサル·ビン·ファルハーン王子は月曜日、サウジアラビア、カタール、エジプト、ドイツ、国連人道問題調整事務所、EU、国連難民高等弁務官の共同議長の下、オンラインで開催された「スーダンと地域のためのハイレベル誓約会議」に参加した。
ファイサル王子は演説の中で、会議の誓約が、スーダンの人々が現在経験している「人道的課題と過酷な状況に直面する」のを「速やかに」支援することになると期待すると表明した。
また、ファイサル王子は、スーダン国民に寄り添い、危機の政治的解決を見出すというサウジアラビアの強い意志を改めて表明し、昨年5月にスーダンの対話促進と情勢緩和を目的としたサウジアラビア·米国主導の取り組みの一環として、ジェッダで紛争当事者間の協議を主催したことに言及した。
サウジアラビアは米国と協力し、「スーダン民間人保護の約束に関するジェッダ宣言」によって紛争当事者間の合意の達成に成功し、その後、複数の人道的停戦が実施され、数日前に発表された停戦がその最新のものだとファイサル王子は述べた。ファイサル王子は、このような取り組みが、民間人を保護し、影響を受けた人々への援助提供を確保できることを期待すると話した。
ファイサル王子は、スーダンの危機が始まって以来、サウジアラビアがスーダンの人々を支援するための努力を惜しまなかったことを強調した。サルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)を通じて1億ドル相当の人道援助を提供し、これまでに13機の航空機による空輸を実施したほか、食料、医療·避難所用品、その他の必需品を積んだ2隻の船舶による海上輸送を実施している。
4月にスーダン紛争が始まって以来、サウジアラビアは友好国の国民や住民を含むスーダンに取り残された人々のために海上避難作戦を実施してきた。これにより、110カ国の8455人の救出に貢献したとファイサル王子は述べた。また、サウジアラビアの援助機関、国連機関、および人道支援を専門とする他の国際機関の間の卓越した協力を称賛した。
ファイサル王子は、サウジアラビアはジェッダに国連世界食糧計画(WFP)の人道支援拠点を設立することに貢献しており、スーダンや危機の影響を受けた近隣諸国への援助物資の保管や輸送の中心地として機能していると述べた。これにより、WFPが管理する国連人道航空サービス(UNHAS)の運用が容易になっている。
ファイサル王子は、人道的活動の回復、民間人と援助関係者の保護、必要な援助物資を届けるための人道的回廊の安全確保が重要であると強調した。また、この観点から、スーダンの人々に必要な支援を提供するための努力を強化するよう呼びかけた。