
リヤド:スイスの国際経営開発研究所が作成した2023年版の「世界競争力年鑑(World Competitiveness Yearbook)」において、サウジアラビアが「グローバル・セキュリティ・インデックス」で第2位となった。
サウジ通信社(SPA)は20日、今年は競争力ランキングにおいても全体で17位となったと報じた。前年の24位からの躍進。
サイバーセキュリティの世界において、サウジはしばしば上位の経済国に位置づけられている。今回の結果では、サウジの主要な国家セキュリティ機関の1つである国家サイバーセキュリティ庁(NCA)をはじめとする組織の努力が示されたことになる。
王国は、健全かつ持続可能なサイバーセキュリティのエコシステムを構築する複数のイニシアチブを通じて、その指導的立場を固めている。
国際電気通信連合もサウジをサイバーセキュリティの世界的なリーダーに位置づけており、「グローバル・サイバーセキュリティ・インデックス」で2位に認定している。
NCAはサウジのサイバー空間を強化すべく活動しており、国家の安全や重要な国家の利益を守ることを可能にしている。
また、王国の重要なインフラや優先的な経済部門、政府のサービス・活動をサイバー脅威から保護している。
NCAはサイバーセキュリティに関して、ハードウェアおよびソフトウェアの輸出入や使用の許認可に必要な基準を設定するとともに、それらの基準が確実に満たされるようにしている。