
リヤド:サウジ王室の顧問を務めるアフメッド・カッタン氏が13日、ナイロビでのアフリカ連合総会の閣僚会議で演説を行った。
会議は、アフリカ諸国との関与・協力を進めるという王国トップのビジョンを反映したものと同氏は述べた。そして、王国はサウジとアフリカの実りある提携の実現において、総会の重要性を認識していると語った。
今回の会議は王国とアフリカとの協力が成功したことを受けたものだ、とカッタン氏は述べた。そして具体例として、サウジアラビアの2030年万博の開催に対して、すべてのアフリカ指導者が示した支援を挙げた。今年リヤドで開催される、サウジとアフリカとの初めてのサミットと第5回アラブ・アフリカサミットの成功に寄与するであろうパートナーシップも、そうした協力に含まれる。
同氏は、サウジとアフリカ諸国が、サウジ開発基金(SFD)や王国の他の金融機関を通じて1975年から協力を続けていると述べた。また、国連決議60/1に沿った開発目標を達成すべく、すべてのアフリカ諸国と連携したいとの王国の願いを再度表明した。
カッタン氏は「王国は、巨大な開発プロジェクトの立ち上げを通じて『アフリカ2063』の実施を支援する最初の国だ」と語った。そして、会議での議題は、「サウジビジョン2030」とアフリカの「アジェンダ2063」との集中と連携の強さの表れだと述べた。