
ジャカルタ:インドネシアはサウジアラビアと戦略的安全保障関係を構築することを望んでおり、国防産業の発展を支援するためにサウジアラビアを招待した、とインドネシア国防省は水曜日に発表した。
インドネシアとサウジアラビアの安全保障関係は、両国が防衛協力協定に署名した2014年に正式に確立された。
火曜日にサウジアラビアのハーリド・ビン・サルマン国防相が、インドネシアのプラボウォ・スビアント国防相と会談するためにジャカルタを訪問した際、この関係はより強固なものになったといえる。
「国防省はサウジアラビアと戦略的防衛関係を強化し、特に中東地域における世界平和を推進するための相互支援を望んでいる」とインドネシアのスビアント国防相に代わってダーニル・アンザル・シマンジュンタク報道官がアラブニュースに語った。
「サウジアラビアも戦略的パートナーシップを通じてインドネシアの防衛産業の発展に寄与することができる」
ハーリド王子の訪問は、昨年3月のスビアント国防相のリヤド訪問に対する返礼といえる。
サウジ国防省は声明の中で、スビアント国防相が「サウジアラビアがビジョン2030を実現することに期待を示し、インドネシアの防衛産業がそのビジョンの一部となることを希望した」ことは「歴史的瞬間」でもある、と述べた。
国営武器メーカーピンダッド社(Pindad)と航空宇宙企業ディルガンタラ社(Dirgantara)を含むいくつかのインドネシア企業は、ハーリド王子に同行するサウジアラビアの代表団のメンバーに自社製品の説明を行った。
両国の国防相はまた、防衛教育における協力を強化するため、両国の軍事学校間で学生交流を増やすことに合意した。