![駐サウジアラビアのウクライナ大使は、サウジアラビアがロシアとの戦争に平和的解決を見出すことを目的とする会談を自国で開催したことに対し、感謝の念を表明した。(スクリーンショット/ANフォト)](https://www.arabnews.jp/wp-content/uploads/2023/08/1-3.png)
リヤド:駐サウジアラビアのウクライナ大使は、サウジアラビアがロシアとの戦争に平和的解決を見出すことを目的とする会談を自国で開催したことに対し、感謝の念を表明した。
ペトレンコ・アナトーリイ氏はアラブニュースに寄せた声明の中で、土曜に始まったジッダでの会談は「建設的」だったと述べた。
「まず初めに、サウジアラビアがウクライナの平和構築計画を前進させるために手厚く尽力してくれたことに対し、感謝の念を表明する」と彼は述べた。
「サウジアラビアの支援により、42カ国の国家安全保障アドバイザーを招集することが出来た」。
ウクライナはこの協議で10項目の和平案を提案し、幅広い期待が寄せられた。ウクライナ代表団の関係者はアル・アラビーヤとアル・ハダスに対し、「数カ国がこの和平案を支持している」と語った。
ウォロドミル・ゼレンスキー大統領は、この和平案に基づく世界サミットを今年後半に開催したいと述べている。
アナトリイ氏は、「この2日間は建設的なものだったことが証明された。大きな見通しが立ち、和平案を実行に移すための焦点と考えられる(次回)世界サミットの準備に向けて、徐々に全体的に前進している」と述べた。
同氏は更に、2日間の協議の主な目的は「ウクライナに対する軍事的侵略の停止、領土保全と主権の回復、ウクライナの経済回復促進、そしてもちろん国連憲章と国際法に信頼をもたらすこと」であると付け加えた。
ロシアはこの協議には参加しなかったが、ロシア政府はその進行状況を「注意深く監視する」と述べた。
アル・アラビーヤの報道によると、ある米国の政府高官は日曜、会談を主催したサウジアラビア政府に対し、米国政府の感謝の意を表明し、この会談は「建設的」だったと述べた。
この政府高官は、「ウクライナの公正かつ持続的な和平を支持し、ウクライナでの戦争を終結させる方法を議論し、ロシアの戦争がウクライナと世界各地にもたらした実際の影響に対処するため、さまざまな国が集まって意見を交換し、共通の基盤を築くことができ、建設的で前向きな会話を交わすことができた」と語った。
「40カ国以上が会談に参加し、ウクライナから戦争に関する話を直接聞き、意見を交換する機会が得られたのは喜ばしいことだ」。