アルザラ二　マラク

東京：サウジアラビアの17の大学と120人以上の学生達が学生部長や指導教員とともに日本への学術旅行に出かけた。 この旅行は、サウジアラビア教育省が同国の大学に向け、学生たちの経験を豊かにし、文化間の違いを学ぶために後援しているものである。

訪問は、サウジアラビアと日本のパートナーシップを強化するプログラムの一環として行われた。 サウジアラビアの大学生の能力開発を目的としたサウジビジョン2030の取り組みの1つでもある。

サウジアラビア人学生達の来日初日は、慶応義塾大学、浅草エリアの寺院、東京スカイツリータワーの訪問だった。

慶応義塾大学は東京都港区に本部を置く。 日本で最も名門大学の一つであり、そこでは牧島カレン衆議院議員と面会し、また、学生達は日本の学生達とディスカッションを行い、両国の教育制度について知識を深めることで、より幅広い文化交流を行った。

浅草地区は、645 年に完成した東京最古の寺院である浅草寺の隣の仲見世通りに、工芸品店や伝統工芸品、食べ物の屋台が立ち並ぶ、昔ながらの東京の雰囲気を残すエリアだ。

東京スカイツリーに関しては、高さ 634 メートルで、2010 年以来日本で最長のタワーである。 現在、東京スカイツリーはドバイのブルジュ・ハリファに次いで世界で2番目に大きいタワーである。

2日目は、サムライ・着物体験で、日本の伝統的な夏の装いを体験し、サムライや明治維新の歴史を学んだ。

彼らはまた、東京都千代田区永田町にある日本の国会議事堂を訪問し、設立の歴史や明治改革について学んだ。

次に、学生たちは、東京湾の大きな人工島でハイテクエンターテインメントの中心地であるお台場エリアを訪問した。 有名なレインボーブリッジ経由か近代的な新交通システム「ゆりかもめ」で行くことができる。また、 高さ19.7メートルの実物大ガンダム立像で有名なダイバーシティ東京プラザなどのショッピングセンターも併設されている。

3日目は新幹線博物館、富士山、河口湖を訪問した。日本の「新幹線」は、経済的にも技術的にも大きな成功を収めたものとして知られ、現在、世界で最も利用の大きい鉄道とみなされている。 富士山は、日本の象徴とまではいかなくても、日本で最も有名なシンボルのひとつである。

4日目は、デジタル技術を活用したアート施設「チームラボプラネット」を訪問した。東京の 渋谷で五感を刺激する体験である。 学生達はまた、東京で最も重要なビジネスの中心地である原宿と渋谷のファッショナブルなエリアも訪問した。

プログラムは、駐日サウジアラビア大使館を訪問し終了した。 サウジアラビアの学生達の情報技術分野での経験を豊かにするため、日本の関係当局と協力して大使館が提供している役割が紹介された。

「私はサウジアラビアを代表して海外訪問に出るという栄誉に恵まれ、訪問では創造的な思考と知識を得ることが出来ました」 ヤンブーのコンピュータサイエンス工学大学のラハフ・アル・ジュハニさんはアラブニュース・ジャパンに語った。

学生達は、この重要な教育プログラムに対する支援を行った教育大臣のユセフ・アル・バニヤン教授に心からの感謝の意を表し、サウジアラビアの各大学の学長にも感謝の意を表した。