2021年10月7日
リヤド: 岩井文男駐サウジアラビア日本国大使は、アラブニュースのファイサル・J・アッバス編集長に対し在外公館長表彰状を授与するため、大使公邸にてレセプションを催した。同紙はサウジアラビアの主力な日刊英字紙であり、2019年10月には、日本語版を発行する最初の汎アラブメディアとなった。
岩井大使は表彰の祝辞において、アラブニュースをよりデジタルに、複数の外国語版を備えるよりグローバルなプラットフォームへと変貌させたアッバス編集長の尽力に敬意を表した。
大使はまた、同紙日本語版が政府関係者や、サウジアラビア及び広く中東地域に関心を持つ企業の幹部、研究者らにとって信頼できる安定した情報源となったと述べた。
記念式典において日本大使はまた、アラブ世界が日本をどう見ているかという点を探求した、アラブニュースとYouGovによる画期的な調査にも言及した。この調査は、アラブ世界の日本に対する印象を理解する際に有用な情報源となっている。また岩井大使は、安倍晋三元首相が2020年1月にサウジアラビアを訪問した際の特別報道についても賞賛した。
ファイサル・J・アッバス編集長は表彰の謝辞として、授かった栄誉に対し、岩井大使に謝意を表し、この誉れをサウジアラビアのリーダーシップとアラブニュースの自身の同僚に捧げると語った。
編集長は、日本語版の成功の要因は主に2つあると述べた。1つは、サウジアラビア・日本両政府の戦略的重要性と、その公式関係を形づくる双方向の尊敬の念である。もう1つは、サウジアラビア人が日本人や日本文化に抱く、偽りのない敬愛だという。
アラブニュース・デジタル版 www.arabnews.jp は、東京の日本外国特派員協会(FCCJ)にて開かれたイベントの中で正式に発足された。徳仁天皇陛下の即位の礼と時を同じくして行われた当イベントには、河野太郎元防衛大臣、小池百合子東京都知事、サウジアラビアのマージド・アル・カサビー商業投資大臣など、両国の主要な政府関係者が出席した。