


リヤド:リヤド王立委員会(RCRC)は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会のメンバーを招いてレセプションを開催、首都リヤドでの2030年万博開催に向けた王国の招致活動について説明を行った。国営サウジ通信(SPA)が15日に報じた。
リヤド万博2030招致のテクニカルディレクターであるアブドゥルアジーズ・アル・ガンナム氏は次のように述べた。「リヤド万博2030は、『明日を見据えて共に(Together for a Foresighted Tomorrow)』というテーマのもと、地球の明るい未来を創造することを目的として、すべての国が国際的な規模でインパクトを与えられるようにするための王国の取り組みの一部である」
彼はまた、「リヤド万博2030の3つのサブテーマは、より良い未来のために協力し、これまでで最もインパクトのある万博を開催するという王国のビジョンを表している。『万人のための繁栄』は、科学とイノベーションが誰にでも利用できる、豊かで平和な地球の実現を目指すものである」と付け加えた。
また、「『気候変動への対応』は、国際的な努力を結集して気候変動に対する創造的な解決策を促進するものであり、『異なる明日へ』は、科学、イノベーション、テクノロジーを活用し、個人と社会のための新しいツールを開発することを目指すものである」と述べた。
サウジ『ビジョン2030』に触れたアル・ガンナム氏は「リヤド万博2030は、王国の文明、豊かな遺産、古代の伝統、文化的宝物に大きな注意を払っており、イマーシブ(没入型)な体験を通じて訪問者に紹介できることを誇りに思う」と述べた。
また、王国の首都は国際博覧会を主催し、万博史上最も衝撃的で前例のない万博を開催するための準備が十分に整っていると強調した。
ユネスコ世界遺産委員会のメンバーは、リヤド万博2030に向けた王国の野心的な目標や、2030年までに準備が整う現在進行中の主要な開発プロジェクトについての説明を受けた。
また、リヤド万博2030の持続可能性に関する計画についても説明が行われた。そこでは、クリーンエネルギー、高水準の資源効率性(RE)、生物多様性の強化・保全、食品廃棄物の排除、グリーン廃棄物管理・リサイクルなどの詳細な戦略が示された。
RCRCのレセプションは、ユネスコ世界遺産委員会の現議長国として、9月10日から25日までリヤドで開催された世界遺産委員会の会議と平行して開催された。