
カシオ計算機株式会社は、エジプト・アラブ共和国およびバングラデシュ人民共和国における同社の数学教育の活動が文部科学省の日本型教育導入事業に採択されたと発表した。
カシオの教育事業は、「好奇心を刺激する」というミッションステートメントのもと、授業開発や教師サポートなどのGAKUHAN活動を通じて、世界中の学校で関数電卓の活用を推進している。
これらは、日本型教育を海外で推進する官民イニシアチブである「EDU-Port ニッポン」によって選ばれた。
同社は、すでに両国の教育省および教育専門家との協力を開始していると述べた。
エジプトでは、同国がEducation 2.0と呼ばれる新たな教育改革プロジェクトを開始した2016年に初めて発表された「エジプト・ビジョン2030」の一環として、暗記学習ではなく探究ベースの学習を教師と生徒に提供することを目的とした学習パッケージの提供に取り組んでいる。
カシオは教材の提供や関数電卓の教員研修、パイロット授業、効果評価手法の提供などで学校を支援していく。 対象となるのは、今年10月から学習指導要領改訂が予定されている7年生(日本で言うところの中学1年生)となる。