ロサンゼルス:優れたアニメ作品を表彰する第51回米アニー賞の授賞式が17日(日本時間18日)、ロサンゼルスで開かれ、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編映画の絵コンテ賞とキャラクター・アニメーション賞の2冠を獲得した。最高賞とされる長編作品賞には「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」が選ばれた。
「君たちは―」で作画監督を務め、キャラアニメ賞のトロフィーを受け取った本田雄さんは「宮崎さんは次の作品に取りかかってくれると信じている。次も力になりたい」と述べた。
同作を含む、宮崎監督作品の音楽を長年担当する作曲家の久石譲さんには、アニメ振興への貢献をたたえるウィンザー・マッケイ賞が贈られた。久石さんはビデオメッセージで「音楽がアニメにとって重要なパートを占めることが認められ、うれしく思う」と述べた。
新海誠監督の「すずめの戸締まり」も作品賞などにノミネートされていたが、受賞は無かった。
時事通信