
ニューヨーク: 米誌タイムは17日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、日本から宮崎駿監督や社会学者の上野千鶴子氏ら4人を選出した。大阪大の林克彦、米エール大の岩崎明子両教授も選ばれた。
今年、2度目となるアカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞した宮崎氏には、同じくアカデミー賞受賞者の映画監督ギレルモ・デル・トロ氏が選評を寄せ、「唯一無二のクリエイターだ」と絶賛。宮崎氏の作品から多くの影響を受けたと明かした。
上野氏は、女性差別などを扱う著書が中国でベストセラーとなり、「フェミニズムの思想を中国社会の主流に押し上げた」と評価された。
林氏の生殖細胞の研究は、将来的に子どもを望む「不妊や同性カップルに希望を与える」とされ、免疫学者の岩崎氏は新型コロナウイルス後遺症への理解などに「多大な恩恵をもたらした」とたたえられた。
時事通信