
ドバイ: シドニー・ビエンナーレは今週、UAEのクリエーター、フール・アル・カシミ氏が2026年の芸術監督に就任すると発表した。
第25回ビエンナーレは3月7日から6月8日まで開催される。
1973年の初開催以来、ビエンナーレはこの種の展示会としては最長寿のひとつに成長し、アジア太平洋地域で最初に設立されたビエンナーレでもある。
アル・カシミ氏は2009年にシャルジャ・アート・ファウンデーションを設立し、現在はその代表兼ディレクターを務めている。キャリアを通じて、2020年の第2回ラホール・ビエンナーレや2015年の第56回ヴェネチア・ビエンナーレのUAEパビリオンなど、国際ビエンナーレのキュレーションで豊富な経験を積んだ。
2003年には第6回シャルジャ・ビエンナーレの共同キュレーターを務め、以来同ビエンナーレのディレクターを務めている。
2017年から国際ビエンナーレ協会の会長を務め、アフリカ・インスティテュートの会長も務める。それ以前には、ニューヨークのMoMA PS1や北京のUCCA現代美術センターなどの理事を務めてきた。
また、2025年に日本で開催予定の第6回あいちトリエンナーレの芸術監督も務めている。