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日本の新型フィルムカメラ、「 懐古主義」の 若いファン向け

日本の大手カメラブランドは、デジタルカメラが主流となった2000年代に、アナログフィルムモデルの製造を中止した(AFP=時事通信)
日本の大手カメラブランドは、デジタルカメラが主流となった2000年代に、アナログフィルムモデルの製造を中止した(AFP=時事通信)
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25 Jul 2024 05:07:53 GMT9
25 Jul 2024 05:07:53 GMT9

東京:鈴木啓太さんは、若いアナログ写真ファンのグループを率いて日本の海岸沿いの街を歩き、パステルカラーのアジサイの花を、かさばる年代物のフィルムカメラで撮影している。

参加者たちは後日、そのレトロでみずみずしい写真をネットで共有する。日本のトップカメラメーカーが20年ぶりの新型フィルムモデルで捉えようとしているトレンドだ。

スマートフォンのボタンを押す代わりに、「フィルムを巻き上げ、ファインダーを覗き、シャッターを切るという、本来の写真を撮る行為を体験したい」という若者が増えている、と鈴木氏はAFPに語った。

フィルム写真のもうひとつの 「魅力 」は、物理的にフィルムが限られているため、写真1枚1枚にどの思い出を 「閉じ込める 」か、注意深く考えなければならないことだという。

鈴木氏はソーシャルメディアでツアーを宣伝しており、10代や20代の若者たちがアナログカメラに35mmフィルムを装填し、初めて現像に出す写真への関心が高まっていることを目の当たりにしている。

山田百合子さんは、東京近郊の鎌倉で最近行われたツアーに参加した約20人の一人だった。「デジタルの写真は鮮明できれいですが、フィルムの写真は淡く柔らかい色で、私はその方が好きです」と34歳の彼女は言う。「出来上がりには時間がかかりますが、その過程をとても楽しんでいます。懐かしい気分になります」と彼女は続けた。

日本の大手カメラメーカーは、デジタルカメラが主流となった2000年代に、アナログフィルムモデルの製造を中止した。それ以来、日本の大都市では数え切れないほどのカメラ販売店が、その需要に対応するために立ち上がり、新世代のアナログカメラ愛好家のために古いモデルを修復している。

人気が急上昇しているにもかかわらず、フォトツアーに参加した人々の多くは、部品がもう生産されていないため、古いカメラを修理するのは難しいと語った。

AFP

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