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日本文化からインスピレーションを得るオマーン人漫画家

アル・ラワティの初めての大きなプロジェクトは2016年に初版が発行された「Draw Chibi with Taiga Blush」というチュートリアルブックだった(提供)
アル・ラワティの初めての大きなプロジェクトは2016年に初版が発行された「Draw Chibi with Taiga Blush」というチュートリアルブックだった(提供)
オマーン人漫画家ザイナブ・アル・ラワティ(提供)
オマーン人漫画家ザイナブ・アル・ラワティ(提供)
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15 Apr 2020 07:04:52 GMT9
15 Apr 2020 07:04:52 GMT9

アミン・アッバス・ドバイ

先日、タイガ・ブラッシュとして知られるインディペンデントのオマーン人漫画家ザイナブ・アル・ラワティが、ドバイで開かれた中東フィルム・コミコン2015にて最優秀デザイン賞を受賞した。「Draw Chibi with Taiga Blush」の著者であるアル・ラワティは、主に日本のアニメと漫画からインスピレーションを受けていると話した。

このオマーン人作家は幼少期からアニメに魅了されてきたそうだ。

「テレビでアラビア語の吹き替えのアニメを見始め、それからインターネットで英語とアラビア語の字幕の漫画を読むようになりました。だけど漫画に熱中し始めたのは高校に入ってからです」と彼女は言った。

アル・ラワティはアニメと漫画に影響されてフリーランスの漫画家になったと付け加えた。

「プログラマーとして学校を卒業しましたが、クリエイティブなことへの情熱を通じて人を感動させたかったんです」と彼女は言った。

このオマーン人アーティストのお気に入りの日本のアニメはとらドラ!、黒執事、Pandora Hearts、氷菓、約束のネバーランド、鬼滅の刃などだ。

「漫画でしたら自縛少年花子くんやヴァニタスの手記、Pandora Hearts、黒執事、07-GHOST、アオハライドやカーニヴァルが好きです。もし1つだけ選ぶなら、絶対に黒執事を選びます。やな先生の作品が本当に大好きで尊敬しています」と彼女は付け加えた。

アル・ラワティはオンラインの漫画ワークショップを開催する傍ら、子ども向けの本のイラスト制作やキャラクターデザイン、漫画風のアートワークの制作やGCC地域でワークショップの開催などの仕事をしていたが、2014年に旅を始めた。彼女はまた「郷愁」と呼ばれるアラビア語のライトノベルも出版している。

彼女の初めての大きなプロジェクトは、2016年に初版が発行された「Draw Chibi with Taiga Blush」というチュートリアルブックである。

彼女はワンピースのプロデューサーである清水慎治氏やスクウェア・エニックスのCEO松田洋祐氏、またSNKの会長Ge氏にもミスク・グローバルフォーラム2017で面会している。

アル・ラワティは次のように語る。「現実の出来事だと信じられなくて、体験したことのすべてがまるで夢か映画のワンシーンのようでした。私がKOF XIVで最優秀ステージデザイン賞を受け取ったカンファレンスが始まるのを二人とも待っていたため、個人的に彼に話しかける機会を得ることができました。『タイガ』という私のオリジナルのキャラクターの手作りグッズを彼にプレゼントしました。このまたとない機会に、漫画を描くことへの大きな感謝を捧げたいと思います」

「ゲームの世界で成功して自分を証明する機会があるなんてこの日まで思いもしませんでした。本当に夢が叶って、幸せすぎてショックを受けました。それが初めて達成したことではなかったのは認めますが、到達を夢見たことの1つだったので、私にとってとても意味のあることなんです」と彼女は付け加えた。

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