






リヤド: サウジアラビアのファッション委員会は、ファッションとテキスタイルにおける日本とのパートナーシップ強化に取り組んでいる。
同委員会は日本貿易振興機構と共同で「日本のテキスタイルの匠への旅」を開催し、両国の一流テキスタイルメーカー、デザイナー、業界専門家が一堂に会した。
リヤドのフューチャー・クリエイティブ・レジデンスで開催されたこのイベントは、高品質な素材、持続可能性、革新性に焦点を当てた。
ファッション委員会のアンマル・ボガリ氏、Chaldene Loungewearの共同設立者であるアスマ・アル・オタイミーン氏、FAOインターナショナルと伊藤忠商事の日本代表など、業界の専門家による洞察に満ちたパネルディスカッションが行われた。
議論の中心は、日本のテキスタイルがサウジアラビアのブランドに影響を与える可能性、特にクラフトマンシップ、持続可能な生産、高級素材についてであった。
「ファッション委員会の目標は、サウジアラビアのファッション産業を発展させるだけでなく、世界市場における主要なプレーヤーとして確立することです」と、ボガリ氏はアラブニュースに語った。
また、Curlelabo、Maker’s Shirt Kamakura、Shindo、Uni Textile、Parfait Textileなど、日本の有名テキスタイル企業の展示スペースも設けられた。
参加者は、サウジアラビアの新進デザイナーとベテランデザイナーの両方をサポートするためにデザインされた、最新の生地技術、素材、高品質のテキスタイルを見学した。
アル・オタイミーン氏は、日本の精密さと細部へのこだわりを地元のサステイナブル・ファッションに取り入れることの重要性を強調した。
「日本人はその品質と細部へのこだわりで知られており、これらはサステイナブルブランドにとって重要です。私たちの価値観を融合させることで、より良い仕事ができるようになるでしょう」と語った。
パルフェ・テキスタイルの共同設立者であるビビアン・ファン氏は、日本の職人技の利点と、小規模で成長中のブランドにとっての魅力を強調した。
「日本の生地は品質が高く、手作業も多いので、他とは違う。少量の注文でも納品できるので、始めたばかりで大きくなりたい小さなブランドをサポートできます」とファン氏は語った。
イベントでは、日本とサウジアラビアの繊維貿易関係の歴史に焦点を当てた展示が行われ、日本の繊維輸出が数十年の間にどのように発展してきたかが紹介された。
イベントの最後にはネットワーキング・セッションが行われ、サウジアラビアのデザイナーや企業経営者が日本の製造業者とのコラボレーションの可能性を模索し、ファッション分野における両国の関係強化を図った。