
アミン・アッバス/ドバイ
鹿間元子は日本のアニメーターで、重要な作品を手掛けてきた。作品には『タイガー&バニー』、『ファイアフォース』、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』、『モンスターハンターストーリーズRIDE ON』等がある。
鹿間は日本のアニメと漫画での自分の仕事の着想の元について、アラブニュースジャパンに語ってくれた。
「私にとってアニメと漫画は心躍る楽しみの源泉です。子供たちにたくさんの夢と希望を与えてくれます。私の好きなアニメは、『ヤダモン』、『紅の豚』、『アキラ』です。漫画では『乱と灰色の世界』をはじめとする、入江亜季の作品全部ですね」
鹿間は23歳で美術大学を卒業して、アニメの世界に入ったと言う。
彼女によれば、「最初はアニメーターになろうとは思っていませんでした。どうやって絵を動かすかも知らなかったんです。アニメ業界に入ってから、動画スタッフになってそれを学びました。その頃は絵を描いて生活したいと思っていただけです」
「アニメ業界で最初に手掛けた作品はOVA、つまりオリジナルビデオアニメで、『クイズマジックアカデミー』というゲームの作品に動画スタッフとして関わりました。その後、動画チーフ、原画スタッフ、作画チーフとステップアップしていきました」
「アニメ業界できつかったのは、キャラクターは多くの線でできていて、描くのが大変だっとことですね。その頃は紙に鉛筆で書いていたので、描き続けてよく手を(腱鞘炎で)傷めました。それに、速く描こうとして、いつも時間を気にしていました」と彼女は付け加えた。
今後の作品については、鹿間はこう語る。「これからは、世界に発信したいです。夫を手伝いながら、海外の仕事を受けるか、オリジナルアニメをつくりたいですね」
アニメ業界で働きたい人たちに向けて、鹿間は、仕事への興味をずっと持ち続けることが大事だと言う。