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ゴールデンカムイシリーズの日本アニメ監督へのインタビュー

アラブニュースジャパンによる独占インタビューにおいて、難波は日本のアニメとマンガへの称賛を伝えた。(供給)
アラブニュースジャパンによる独占インタビューにおいて、難波は日本のアニメとマンガへの称賛を伝えた。(供給)
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14 Nov 2020 02:11:17 GMT9
14 Nov 2020 02:11:17 GMT9

難波日登志(別名義:三條なみみ)は、ゴールデンカムイ、ヒーローマン、ダッシュ!四駆郎等で知られる才気あふれる日本アニメ監督であり、それいけ!アンパンマンの演出作家としても知られている。

アラブニュースジャパンによる独占インタビューにおいて、難波は日本のアニメとマンガへの称賛を伝えた。「日本のアニメとマンガは浮世絵のようにシンプルな線の絵を用いており、それを映画関係の技術と組み合わせるのですが、これによって日本独自の文化が発達することになりました。手塚治虫による最初のテレビアニメ(鉄腕アトム)をご覧になれば私の言わんとすることがおわかりになるかと思います」。

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難波はさらに続けて言った。「視聴者や読者の感情を巧みにコントロールするアニメやマンガが多く、それらは幅広いジャンルにまたがります」。

難波はアニメが彼の青春にとって不可欠だったことを伝えた。「そうした経験が今の私にとっての土台を形成しました」。

自画像(供給)

難波が特に好きな作品は初期の東映ビデオ、宮崎駿作品(スタジオジブリ設立前)、そして出崎統作品である。

難波は「それらのプロジェクトを見たことは確かに私に大きな影響を与えました」と認めた。

アニメ業界における自身のキャリア構築に関して難波は語った。「まだ十代のころ、テレコム・アニメーションフィルムに入社しました。その会社に入ったのは、新人アニメーターの求人広告を新聞で目にしたからで、絵の提出が求められていることを知りました。力試しに挑戦してみることにして、イラストを提出しました。絵の試験に合格して筆記試験と面接に進み、最終的に雇用されました」。

この後、難波は彼の最初のアニメ、ルパン三世:ルパンVS複製人間に取り組むことになった。

「入社したばかりで周りについて行きながら学んでいて、あまり多くのことはしませんでした。翌年私の名前がルパン三世:カリオストロの城のスタッフクレジットに載りました」と難波は語った。

難波の最初のプロジェクト監督はダッシュ!四駆郎という式会社タミヤのミニ四駆を題材としたマンガのアニメ化だった。

難波はこう伝えた。「私は経験が浅かったので、タツノコプロのレジェンド、笹川ひろしが総監督として参加して、私は監督を務める機会を与えられました」。

経験は無かったものの難波が望んだため、フィルムを制作する機会が笹川ひろし総監督から難波に与えられるという形で制作を管理されながら監督を務める機会となった。

これによって難波は全力で監督を務めることになり、「寝る間も惜しんで死にもの狂いでやりました」と難波は伝えた。

「今にして思えば何もかも背負い込むほど頑張る必要はなかったと言えます。でも誰も一人ではアニメを制作できません。私自身の手法がまだ確立していませんでした。これはそのプロジェクトが教えてくれたことです」と難波は言った。

難波は中東を訪れたことはないが、いつか行ってみたいと語った。

難波は今度のプロジェクトについてこう語った。「10月5日に日本のテレビで放送開始したゴールデンカムイの第三期の監督を務めています」。

さらに難波はアイ☆チュウというアイドルスマホゲームをもとにしたプロジェクトにも取り組んでいる。

「国際化に関しては、日本は遅れていると思います。日本だけではなく、幅広い視点を持った人々が世界中からアニメーターへの道を志してくれたらとても嬉しいです」。と難波は述べた。

難波はさらに、素晴らしい作品を生み出す多くの国があることを強調し、日本に進出して自分の作品を作りたいと思っているアーティストはその文化について学ぶべきであると続けた。

 

 

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