
アラブニュース
ドバイ: グーグルアート&カルチャーが、マスラウィの文化遺産を技術で守る新オンラインプロジェクトの立ち上げを発表した。
「モスルの芸術と魂」と名付けられたこの新たなイニシアティブにより、崩壊の危機に直面している象徴的文化サイト、ヌーリコンプレックスを人々が再発見できる。ストリートビューを使ってイラク人も旅行者もモスル旧市街を散策したり、モスルの最初のモスクや最古の教会の一つなど、危機に瀕している文化遺産サイトの3Dモデルを見ることができるようになる。
このプロジェクトはイラクのラジオステーション AlGhadとの共同により、街とそこに生きる人々のストーリーを生き返らせる芸術作品を人々に披露するものだ。その中には、戦中や戦後の女性や子供の生活、イラクのモスル文化博物館が開催した2018年の展示「モスルへの帰還」の作品も含まれている。
2018年の展示に参加したアーティスト、マルワン・タリクは、報道された声明のなかで「世界に向けたこのワークショップのメッセージは、モスルの街、芸術の街は今も命と平和に満ちているということです。ひどい戦争が人々と街のインフラを破壊した後でも…命と平和に満ちているんです」と述べた。