
アラブニュース
ドバイ:土曜日、2020年ドバイ国際博覧会では人々がアフガニスタンのパビリオンの外に群がった。その理由は謎だった。万博は前日に会場への観光客の受け入れを始めたが、このパビリオンは閉じたままだったからだ。
その謎の答えは、鮮やかな白と黄色のロゴが描かれたアルバイクへの行き方を示す看板にあった。アルバイクはサウジアラビアのフライドチキンチェーン店で、同じビルの中に出店しているのだ。
「アフガニスタン?アフガニスタンのパビリオンがあるって?いや、ここに来たのはアルバイクのためだ」と、ドバイに駐在しているアイルランド人のマイケル・ヒギンズ氏はアラブニュースに語った。「アルバイクのスパイシーチキンはこの街で一番美味しいからね」
サウジアラビアでは120以上の店舗を持ち、すっかりお馴染みのアルバイクだが、アラブ首長国連邦ではまだ目新しい。6月にドバイモールに最初の店舗ができたばかりだ。
アフガニスタンは6ヶ月間のこの万博に参加する200ヶ国近い国々の1つだが、パビリオンは先月にタリバンによって政権を追いやられた政府によって計画されており、現在も完成しないまま閉館されている。建物の警備員は、この数週間、パビリオン内では誰も働いていないようだと語った。