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訪日観光の回復を湾岸協力会議加盟諸国が力強く後押し

2019年の13,582人に著しく近い数値であり、これは日本への関心がGCCの旅行者の間で強く復活していることを示している。(AFP)
2019年の13,582人に著しく近い数値であり、これは日本への関心がGCCの旅行者の間で強く復活していることを示している。(AFP)
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03 Aug 2023 06:08:43 GMT9
03 Aug 2023 06:08:43 GMT9

アラブニュース・ジャパン

ドバイ:日本政府観光局(JINTO)は、湾岸協力会議(GCC)諸国の先導により、訪日観光が復活しているとの発表を行った。

シンガポールやベトナム、米国、メキシコといった国々と並んで、GCC地域からの訪日観光客数は力強い回復を示しており、旅行先として好まれる日本の魅力の根強さを再確認できる。

今年上半期、GCC諸国からは13,537人が訪日した。2019年の13,582人に著しく近い数値であり、これは日本への関心がGCCの旅行者の間で強く復活していることを示している。さらには、カタールやクウェート、オマーン、バーレーンといった国々からの訪日旅行者数は2019年の数値を上回っており、こうした市場からの訪日観光の強い回復が明らかとなっている。

JINTOの発表では、2023年6月の訪日旅行者数は207万3,300人で、2019年6月の72.0%相当となった。これは2020年1月以来訪日旅行者数が単月で200万人を越えたという意味で重要な節目であり、日本の観光産業の復活に期待が持てることを意味している。

2023年上半期の訪日旅行者の累計数は10,712,000人に達し、1千万人を越えるに至った。この成果は、日本の観光セクターの回復力を反映しており、世界中の旅行者にとって日本の持つ魅力が持続的なものであることを明確に示している。

JINTOドバイ事務所の小林大祐所長は、GCC諸国からの訪日観光の回復に満足の意を表した。小林所長は、4月に新型コロナウイルス関連の国境管理措置が全面的に解除されたことに加えて、GCC諸国の一部についてのビザ免除措置やオンラインビザ申請が導入されたことが回復の追い風となったと考えている。さらには、航空会社や旅行代理店との緊密な協力により、休暇を過ごす目的地としての日本の魅力の宣伝に努めたことも功を奏したと考えられている。

8月の日本での観光と言えば、東北三大祭りが数日にわたって開催される東北地方への旅行を挙ることができる。

東北三大祭りの中で、8月2日から7日にかけて開催される青森ねぶた祭りは際立っている。この祭りでは、灯をともした巨大な提灯のような山車が、熱狂的な観衆を前にして、街路を練り歩くのだ。同様に、仙台で8月6日から8日に開催される仙台七夕まつりを訪れてみるのも良い。仙台の商店街が色とりどりの長いのぼりで飾られることで、この祭りは知られている。

8月3日から6日に秋田市で開催される秋田竿燈まつりでは、この祭りの名前の由来となっている、提灯をとりつけた竿を担いだ参加者たちが街路を練り歩く。

もう1つのイベントは、新潟県の佐渡島で開催されるアース・セレブレーションである。8月18日から20日かけて小木地区内とその周辺で行われる今年第36回目となるこのイベントでは、国際的に評価の高い、佐渡島を拠点とする太鼓演奏集団「鼓童」と多様なアーティストがコラボする。日本全国、そして世界中から訪れる何千人もの聴衆を魅了する、他に類を見ないこの日本の音楽祭は、特別な文化体験を約束してくれる。

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