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フランス人アニメーターが主要な日本アニメプロジェクトに参画

今後のプロジェクトについては、ベンジャミン氏は、イルミネーションでリードアニメーターとして参加するほか、MAPPAやプロダクション I.G.を中心に活動を続けていく予定だ。(Supplied)
今後のプロジェクトについては、ベンジャミン氏は、イルミネーションでリードアニメーターとして参加するほか、MAPPAやプロダクション I.G.を中心に活動を続けていく予定だ。(Supplied)
今後のプロジェクトについては、ベンジャミン氏は、イルミネーションでリードアニメーターとして参加するほか、MAPPAやプロダクション I.G.を中心に活動を続けていく予定だ。(Supplied)
今後のプロジェクトについては、ベンジャミン氏は、イルミネーションでリードアニメーターとして参加するほか、MAPPAやプロダクション I.G.を中心に活動を続けていく予定だ。(Supplied)
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13 Oct 2021 04:10:42 GMT9
13 Oct 2021 04:10:42 GMT9

アミン・アッバス

主要な日本のアニメシリーズや映画に携わってきたフランスの2D/3Dアニメーター、フォール・ベンジャミン氏が、日本とフランスのアニメーションスタイルの違いを強調しながら、自身の作品の背景にあるインスピレーションについて語った。

アラブニュース・ジャパンの独占インタビューの中で、ベンジャミン氏はアニメやマンガに対するインスピレーションについて語った。

「90年代の多くの人々と同様で、初めて日本のアニメに触れたきっかけは『ドラゴンボールZ』でした。デザイン、ストーリー、そして戦闘シーンなど、その全てにに完璧に惚れ込んでしまいました!個人的には、漫画よりもアニメに夢中になりました。なぜなら、アニメーションや、美しいサウンドトラックやサウンドエフェクトを使った壮大なシーン作りが常に私の感性を打ったからです。」と語り、好きなアニメは「鋼の錬金術師」だと話してくれました。

日本の訪問については、3週間日本中をドライブして、メジャーな場所をめぐった経験について語った。また、ジブリ作品を彷彿とさせる、自然に囲まれた宮島が好きだと言う。

ベンジャミン氏は、日本文化の色々な側面に感心しており、日本人の仕事の進め方もその一つだ。「日本人は本当に几帳面で、絵を描いたり、アニメーションを作る際も非常に厳格にならざるを得ないんだ」

ベンジャミン氏は、10年前に3Dアニメーターとしてアニメーションの仕事を始め、ビデオゲームの予告動画や映画のプロジェクトを歴任してきたが、2年ほど前から、2Dアニメーターとしてのキャリアをスタートしている。

「私にとって、アニメーションは3Dでも2Dでも基本は同じです。単に物を動かすだけではなく、アニメーションに現実味を持たせること。もちろん、リアリティのないものは創れますが、一貫性があって、観客に感情移入させることができれば、そのアニメーションは成功です!」また、「大げさに動くものよりも、単純で、柔らかなアニメーションの方が効果的な場合もある」と付け加えた。アニメーションは、少なすぎず、多すぎずの間の調和を取る作業であり、このことがアニメーションが時にとても難しいものにする理由だという。美味しいケーキを作るために、それぞれの材料の適切な量を調整するお菓子作りに似ているかもしれない」

ベンジャミン氏の3Dアニメーター初の参画プロジェクトは、イルミネーション・マクガフの映画「SING」で、初めての2Dアニメーションは「僕のヒーローアカデミア」であった。

ベンジャミン氏はアニメーターとして働く中で、3Dアニメーションにおいて個性的なキャラクターをどうアニメーション化するのかなど、多くの課題に直面してきた。「キャラクターがたくさんいて、それぞれが個性を持っているんだけど、一人一人をどうやってアニメーション化していくのか考えないといけないんだ。恥ずかしがり屋もいれば、ちょっと変わりものというキャラもいるからね…。但し、幸いなことに、他のスタジオと同様、アニメーターやディレクターなどの素晴らしい人々に囲まれているので、彼らから刺激を受け、自分の仕事を最大限に高め、進めることができています」

また、2Dと3Dの違いを強調して、「2Dは異なるメディアなので、すべてを一から学んで、いろいろ試していく必要がありました」と述べ、「日本のアニメーションがどう成り立っているのかをを理解し、学ぼうとした」と語る。

「『僕のヒーローアカデミア』のアニメーション制作では、キャラクターアニメーションと一部のエフェクトだけの担当だと思っていたんだけど、実際には背景も描かなければならなかったんだ。日本ではレイアウトを考えるとき、本当に全てをやらないといけないんだ」と説明し、「日本では、レイヤーごとにタイムシートを作成して、カメラの動きやエフェクトがある場合はそれを書き留めないといけなくて、ここは理解をするのに時間がかかった部分の一つでした」と付け加えた。

また、日本の2Dアニメとヨーロッパの3Dアニメーションのスタイルの違いについては次のように語る。「この2つのアニメーション世界の大きな違いは、日本の2Dアニでは、キャラデザに合わせて絵を描くことに集中するのに対して、3Dでは、モデルがすでに出来上がっているので、アニメーション部分により集中する、という点です。」

今後のプロジェクトについては、ベンジャミン氏は、イルミネーションでリード・アニメーターとして参加するほか、MAPPAやプロダクション I.G.を中心に活動を続けていく予定だ。

アニメーションアーティストを目指す人や、日本でアニメーションの仕事をしたい人へのアドバイスとして、ベンジャミン氏は「日本のプロジェクトに参加すること。最初は簡単にはいかないのは事実だが、不可能なことではない!」と語り、基本的なことになるが、情熱を持ち続けて「常に自分のすることを愛すること」が大切だ、とエールを送った。

また、アニメーターを目指す人は、視野を広げて色々な種類のアニメーションスタイルに取り組んでみるとよいだろう。

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