人気ゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」のキャラクターをモチーフにした全国初の公園が12日、福島県浪江町の道の駅なみえに開園した。同町は、ポケモン原作者の父親の出身地として知られている。
開園したのは「ラッキー公園 in なみえまち」。「幸せを運ぶ」キャラクターの福島応援ポケモン「ラッキー」の高さ約6メートルの複合遊具や滑り台などが設置された。
開園式で吉田数博町長は「子供たちへの最高のクリスマスプレゼントになった。ふるさと浪江を誇りに思えるよう全力で取り組みたい」と述べた。
公園はこの日、町に住む約50人の子供たちらでにぎわった。両親と訪れた小学生の戸川景斗君(12)は「ラッキーは福を呼ぶポケモンなので、(震災前に)浪江に住んでいた人を呼び戻してほしい」と話した。
県は2019年2月、東日本大震災からの復興促進のため、ポケモンの運営会社と連携協定を締結している。同様の公園は今後、同県郡山市、柳津町、昭和村でも整備されるという。
時事通信