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独占インタビュー:『恐竜大戦争アイゼンボーグ』コミックブックが今週、日本で発売

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23 Dec 2021 10:12:02 GMT9
23 Dec 2021 10:12:02 GMT9

ドバイ:日本の翻訳出版社フェーズシックス出版は、『恐竜大戦争アイゼンボーグ』のコミックが今週12月23日に日本で発売されることを発表した。

オリジナルの『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は、70年代にアニメーションと実写の効果シーンを組み合わせたユニークな手法で注目を集めた。

この感覚を現代に蘇らせるべく、“怪獣王”と呼ばれるアメリカのコミックアーティスト、マット·フランク氏と、『怪獣コアラプター』の作者である世界的な漫画家、金谷 裕(かなたに ひろし)氏がタッグを組んだ。

2人のアーティストは各ページを共同で制作し、フランク氏は主にアニメ風のキャラクターやクリーチャーを担当、金谷氏は特撮の表現で巨大な恐竜・ヒーロー・メカを描き、まさに2人のヒーローの異質な力を結集したアイゼンボーグのような融合を実現した。

フェーズシックス出版のCEOであるアンドリュー·ホール氏は、アラブニュース·ジャパンの取材に対し、アイゼンボーグのコミック発売を非常に楽しみにしていると語り、次のように付け加えた。「何人かの人から、次のコミックになぜアイゼンボーグを選んだのかと聞かれました。『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の素晴らしさはマットさんが詳しく書いてくれていますが、円谷プロダクションの数ある素晴らしいシリーズの中で、なぜアイゼンボーグだったのか?マットさんから提案されたとき、私が魅力を感じたのは、この作品の革新性でした」

「アイゼンボーグに関しては、その前作『恐竜探険隊ボーンフリー』と同様、時代を先取りした野心的なこの作品を再解釈するというアイデアにすぐに惹かれました。テーマ的には、対称的でありながらも異なる2つのもの(兄と妹、人間と機械)の組み合わせを、アニメーションと実写の組み合わせで表現していました」

「物語のあらゆる側面が組み合わせで表現されており、東洋と西洋、漫画とコミックを組み合わせたこのコミック版は、私にとって非常にエキサイティングなコンセプトでした。同時に、私たちにとって非常にやりがいのある仕事であり、マットさんと金谷さんの素晴らしい努力とビジョンがあってこそ実現できたものです」

新刊『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の共同制作者であるフランク氏は、日本の漫画家金谷 裕氏とのコラボレーションについて、アラブニュース·ジャパンの独占取材に応じてくれた。「円谷プロとフェーズシックスの『レッドマン』の成功を受け、アイゼンボーグのコミックを作るというアイデアが浮かびました。最初はウルトラシリーズのコンセプトを提案したかったのですが、マーベルがライセンスを取得したため、候補から外すことになりました。しかし、円谷には長い歴史を持つシリーズやキャラクターがあります。多くのファンが『ミラーマン』や『アンドロメロス』などのキャラクターを提案していましたが、私にとっては恐竜三部作が魅力的で、特にアイゼンボーグがそうでした。このような作品は他にはありませんし、私は恐竜に深い愛情を持っていますので、自然と惹かれました」

今回のコミックプロジェクトで直面した課題について、フランク氏は次のように語る。「最大の課題はスケジュール管理で、2番目に大きな課題は調整でした。私は普段から多くのプロジェクトを抱えていますが、パンデミックの影響で、アイゼンボーグの出版がいつ承認されるかわかりませんでした。そのため、他のプロジェクトが私のスケジュールを支配するようになりました。そして、2021年の後半になって、”これは無理をしている”と気づき、アイゼンボーグを完成させることに集中することにしたのです。これからキャリアを始めようとしている他のアーティストにアドバイスできることがあるとすれば、時間管理には気をつけましょう、です」

「次に、アイゼンボーグの制作プロセスの調整にも苦労しました。私が台本を書き、ページの下絵を描いて、それを金谷さんに渡します。金谷さんは自分が担当する、それぞれのページ約半分をスケジュールに間に合うように頑張ってくれました。私はその特撮風の絵が描かれたページにアニメ風の演出を施していきました。時間内にプロジェクトを完成させるために、コミック業界のベテランカラーリストであり、素晴らしい才能を持つゴンカロ·ロペス氏とジョアナ·ラフエンテ氏の助けを借りました。しかし、プロジェクトに参加する人が増えてくると、そのやりとりがすべて同時進行で進んでいるし、全員が同じ言語を話すわけでもありません。時には、やり取りの中でコンセプトが伝わらないこともあります。ただ、ありがたいことに、フェーズシックスのチームと、アイゼンボーグのプロジェクトに参加しているすべてのアーティストは、できる限り明確なコミュニケーションをとろうと懸命に努力してくれました」

『恐竜大戦争アイゼンボーグ』シリーズの中東地域での人気を知ったときのことを、フランク氏は次のように述べている。「アイゼンボーグが中東で人気があると聞いて、正直、驚きましたよ。アメリカ人の私たちは、中東のポップカルチャーへの影響についてほとんど知りません。コミックやテレビなどのメディアを愛する気持ちを共有することは、文化の違いを埋める素晴らしい方法だと思うのですが、これは本当に残念なことです。文化の壁があっても、私たちは皆、良い物語を愛し、個人的なレベルでキャラクターとつながることができるということです。サウジアラビアのYouTuberたちがアイゼンボーグ愛に溢れた動画を作ってくれたおかげで、ファンたちに強く共感されているこの番組の側面を知ることができて、彼らには深く感謝しています」

2017年12月にYouTubeで公開された、日本の円谷プロダクションとサウジアラビアのジャッラーハ·アルフレイル氏、カルチャーズファクトリーのコラボレーションで制作された日本·アラブのドキュメンタリー『帰ってきたアイゼンボーグ』の感想について、フランク氏は次のように述べている。「このドキュメンタリーが大好きです。とても参考になるし、コミックの制作中に大きな助けとなりました。これを見ると、リバイバルシリーズのようなものや、少なくとも映画やウェブ配信シリーズのようなものがあればいいのにと思います。当時のコンセプトアートを見ることができたのも良かったです。この特番は、本当に愛情を込めて作られていますね」

アラブニュース·ジャパンの独占取材に対し、新刊『恐竜大戦争アイゼンボーグ』コミックの共同制作者である日本の漫画家金谷 裕氏は、アメリカのアーティスト、マット氏とのコラボレーションについて次のように語っている。「私たちは良いチームだったと思います。彼は『恐竜大戦争アイゼンボーグ』シリーズの多くのエピソードを見て、その内容をよく理解していました。コミック制作の順番としては、まず方向性について話し合い、マットさんがストーリーを担当することで概ね合意しました」

「私は何の異議も唱えずにスムーズに彼に従いました。彼も私を信頼してくれていました。私は特撮担当で、コミックでは恐竜を描いて楽しんでいましたが、マットさんも恐竜を描きたいと思っているのではないでしょうか。表紙絵やイラストからも、彼の恐竜好きが伝わってきます。次回作では、私がストーリーやキャラクターを担当し、マットさんが特撮の恐竜やメカを担当するなど、役割を交代しながら進めていこうとも話しています」

コミック『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の発売を心待ちにしている中東地域のファンへのメッセージとして、金谷氏は次のように述べている。「アイゼンボーグのファンに届くようにしてほしいですね。そして、オリジナルとの違いを比較しながら楽しんで頂けたらと思います。もし、私たちのコミックを気に入っていただけたら、出版社や円谷プロダクションに続編を熱烈にリクエストしてください」

『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は80年代にアラビア語に吹き替えられ、現在に至るまで中東に多くのファンがいる。

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