




ナダ・ハミード
ジェッダ:サウジアラビアの東部州のアハサーで、地域ならではの毎年恒例フラワーフェスティバルの第3回が開催される。自然の美しさを称えるイベントだ。
このイベントは環境・水資源・農業省アハサー支部の企画で、1月5日から1月15日まで絶景と肥沃な土壌で知られる歴史ある街ジャサで開催される。今年のフェスティバルの目玉は花でサルマン国王の肖像を描いた80メートルを超えるフラワーアートだ。
100万本を超える色とりどりの花で作られ、緑と白の花でゴトラを、赤、黄、オレンジの花で唇と肌を表現している。
肖像は、メキシカンマリーゴールド、ペチュニア、バジルなどの植物を使って、美しく巧みに描かれている。
アハサーにある省支部の広報担当者カマル・アロジャイリ氏はアラブニュースに対し、フェスティバルの目的は、ドローンなどの高度な農業技術と、屋内外の植物の基本的な育て方のヒントを来訪者に紹介することだと説明した。
さらに、このフェスティバルによって、環境の持続可能性の大切さを広く知ってもらえると付け加えた。
「これまでのところ大盛況です。学校の休暇期間にあたり、タイミングも完璧です。来場者数は日に日に増えています」とアロジャイリ氏は言った。
また、フェスティバルには他にも見どころがたくさんあるという。「いろいろなイベントが同時に行われています。農業を専門とする政府機関、民間企業のイベントに、家族連れ向けのブースなどもあります」
エンジニアのアブドゥルマジード・ビン・ワハブ・アル・ムルヒム氏は、フェスティバルで農業用ドローン技術の実演を行った。アラブニュースに対し、この機器は現在では写真撮影以外にも使われており、灌漑にも役立っていると語った。
フェスティバルでは、この地域でよく育つ9種の植物も紹介している。アラウラ、クローブツリー、キンギョソウ、スミレ、アラセイトウ、ホウセンカなどだ。
また、花々でできた大きな立体の蝶など、自然をテーマにした商品やサービス、家族で楽しめるワークショップも多数用意されている。