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金谷 裕:特撮と怪獣の漫画作品を生み出す日本人漫画家

金谷 裕氏は東宝スタジオに依頼されて『ゴジラ』のイラストを手がけたことがあり、雑誌『フェイマス・モンスターズ・オブ・フィルムランド』や『モンスター・アタック・チーム』にも作品を提供している。
金谷 裕氏は東宝スタジオに依頼されて『ゴジラ』のイラストを手がけたことがあり、雑誌『フェイマス・モンスターズ・オブ・フィルムランド』や『モンスター・アタック・チーム』にも作品を提供している。
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26 Jan 2022 08:01:31 GMT9
26 Jan 2022 08:01:31 GMT9

アミン・アッバス

ドバイ:金谷 裕(かなたに ひろし)氏は、東宝スタジオの『ゴジラ』のイラストを手がける特撮漫画プロジェクトに携わるプロの日本人漫画家で、雑誌『フェイマス・モンスターズ・オブ・フィルムランド』や『モンスター・アタック・チーム』、『G-FAN』にも作品を発表している。金谷氏は、日本漫画家協会の一目置かれる会員でもある。

同氏は米国の漫画家であるマット・フランク氏との共作で、2021年12月、日本にて新作漫画『恐竜大戦争アイゼンボーグ』を発表した。

アラブニュース・ジャパンの独占インタビューに応じた金谷氏は、フランク氏との共作について次のように語った。「二人で素晴らしいタッグを組み、『恐竜大戦争アイゼンボーグ』シリーズのエピソードをたくさん見て、内容をよく理解しました。漫画を制作するにあたり、まず方向性について話し合い、マットがストーリーを担当することで全般的に同意しました」

「私はこの方針に何の異存もなく、マットへのサポートも順調に進みました。マットも私のことを信頼してくれました。私は特撮を担当し、漫画の恐竜を楽しんで描きました。マットも恐竜を描きたいのだと思います。マットが描く表紙の絵やイラストには、恐竜に対する彼の愛情が表れています。次回作では役割を交代しようと話し合っていて、私がストーリーとキャラクターを担当し、マットが特撮の恐竜とメカを担当することになりそうです」と付け加えた。

金谷氏の説明によると、制作の工程は順調に進んだものの、課題がいくつか残ったとのこと。フランク氏がアメリカ在住で金谷氏が日本在住という、仕事のパートナーである両氏の間に横たわる距離が、物事をいささか難しくしたのである。

「しかし、2カ国で同時並行して、しかもかなりの短期間で1つの漫画作品を制作することができて、興味深いチャレンジになりました」と語った。

金谷氏はアラブニュース・ジャパンに対し、以前から『恐竜大戦争アイゼンボーグ』のファンで、中東のファンと共に楽しむことができることを誇りに思うと述べた。

日本人アーティストである金谷氏は作品の着想について、次のように語った。「子供の頃から『ドラえもん』や怪獣の絵をたくさん描いていました。その時から、私がなりたかった職業は漫画家でした。当時もストーリーをたくさん作っていました。私が好きなのは、コメディーと王道のストーリー物です。カンフーのような武道も好きでしたが、生まれた時から病気がちだったので、職業芸術家の道を選びました。私のキャリアも、ヒーロー物と怪獣物で始まりました」

金谷氏の好きなジャンルは、特撮(『ウルトラマン』)、SF(『スタートレック』)、日本の時代劇などである。好きな漫画シリーズは、『ドラえもん』、『ドラゴンボール』、『うる星やつら』、『コブラ』、『ジョジョの奇妙な冒険』である。

金谷氏は5年前にプロとしてのキャリアを築いた。香港や米国などの国々では、彼の作品に対して大きな反響があった。

同氏は、「私が初めて受けた依頼は香港からのもので、オリジナルのヒーロー漫画の制作と怪獣のイラストでした。作品が掲載された雑誌は賞を受賞しました」と述べた。

金谷氏は現在、特撮ヒーロー漫画『電人ザボーガー』、『快傑ライオン丸』、『豹マン』などの作品に取り組んでおり、すべて2022年にアンタークティック・プレスから発表予定である。

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