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のんち氏 懐かしの技法でアニメを描く日本人アーティスト

のんち氏の作品は、1980年代・90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色彩とタッチで描かれている。
のんち氏の作品は、1980年代・90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色彩とタッチで描かれている。
のんち氏の作品は、1980年代・90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色彩とタッチで描かれている。
のんち氏の作品は、1980年代・90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色彩とタッチで描かれている。
のんち氏の作品は、1980年代・90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色彩とタッチで描かれている。
のんち氏の作品は、1980年代・90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色彩とタッチで描かれている。
のんち氏の作品は、1980年代・90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色彩とタッチで描かれている。
のんち氏の作品は、1980年代・90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色彩とタッチで描かれている。
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08 Apr 2022 12:04:42 GMT9
08 Apr 2022 12:04:42 GMT9

アミン・アッバス

ドバイ:日本人アーティストであるのんち氏は、1980年代から90年代の日本のアニメやマンガを彷彿とさせる色使いとタッチで作品作りをしている。また、歌手、作詞家としても活躍している。

のんち氏は今年、ワールド・アート・ドバイの日本館に参加した。

アラブニュース・ジャパンの独占インタビューに応じたのんち氏は、アートを創作する際のインスピレーションは、簡単に言えば「人」だと言う。

「一人一人の心の形や動き、目に見えるもの、心の中にあるもの、全て形も色も温度も質感も違っていて、その歪みがたまらないんです。それを見ていると、その人の心や魂を描きたくなるんです」と話す。

「ポップアートが好きです。その中でも、人を感じられる作品が好きです。これはインスピレーションの源と同じで、一人ひとりの人間の持つ歪みを感じられるのです。それと同時に、アートはすべてのものに宿ると思っています。マンガやアニメ、ゲームなど、毎日触れているものも、私が愛し、感動するアートです」

「もちろん、歴史的な名画の世界には圧倒されますし、そういった作品も大好きです。そして、私にとって同じように重要なのは、アートが持つサブカルチャーの影響力です」と付け加えました。

最もインスピレーションを受け、日常生活に取り入れている日本文化について、のんち氏はこう語る。「不思議なことに、私は自分の子ども時代よりもさらに古い時代のマンガ、アニメ、ゲームからインスピレーションを受けてきました。そして、1980年代に戻ってみたいと思っています。父と一緒に楽しんだゲームの影響かもしれないし、父に読ませてもらったマンガの影響かもしれません。そこに出てくるちょっとラフな感じの登場人物たちが、私の心の波動にとても心地よくフィットするんです。そして、彼らのパワーやパッションを描きたいと感じさせてくれるのです」

アーティストとしてのキャリアの確立について、のんち氏は以下のように語る。「絵を描き始めたのがいつだったかは覚えていません。幼い頃から絵に魅力を感じていたため、私にとって絵を描くことは呼吸と同義でした」

「そして、一貫して私が描きたかったのは人でした。いつもいろいろな人を見て、その人の心を想像し、その人の魂を描こうとしました。特にその歪みに、私は一番人間らしさを感じるのです。一人一人違う心、刻々と変化する心、それが私の描きたいものなのです」

「初期の作品については、トラウマのせいで当時の記憶が無く、何も覚えていないんです。描いている時は、時間や周囲の環境など、他のすべてから切り離されているので、別世界で描いているような感覚になります。そして、描き終えた作品はすでに過去のものになります。だから、できるだけ早く次の作品を描きたいといつも思っています」と付け加えた。

のんち氏は、1980年代・90年代のアニメや漫画のタッチを用いたアートスタイルで知られているが、彼女はその背景にあるストーリーとインスピレーションについてアラブニュース・ジャパンに話してくれた。「1980年代に青春時代を過ごしていたのに、どういうわけか間違って40年後のこの時代に飛ばされてしまったような気がしています。なぜ80年代の作品が好きなのかはよくわからないのですが、とにかく惹かれるんです。登場人物がラフで未熟で、でも情熱的で力強くて、前に進み続ける決意に満ちているからでしょうか。それが、私の絵のテーマである『歪み=人間らしさ』という人物像に繋がっているのだと思います」

「日本の1980年代は、あらゆるものが常に進歩し続けていた時代でした。特に当時のマンガやアニメの業界は、多くの人が情熱と時間と技術を注いでいて、贅沢な時代だったと思います。もちろん、今出ている作品もチェックしていますよ。どれも素晴らしくて、いつも夢中になっています!」とのんち氏は語る。

作品制作で苦労した点については、「アナログで描いていた時は、絵の具が乾くのを待つのが大変でした。次から次へと絵のアイディアが湧いてきて、乾くのを待っている間に別のものを描きたくなるんです。でも、一度に何枚も描くのは集中力が続かない」という。

「そこで、絵の具を乾かすための待ち時間を無くすために、パソコンを使ったデジタルペイントを始めたのです。最初は、アナログとデジタルの画材の表現の違いを感じました。そして慣れてくると、1年間で450枚もの絵を描くことができるようになりました」

「しかし、それだけではありません。その中から気に入ったものを選んで、最後にアナログ画材で仕上げをします。やはり、アナログとデジタルの両方が使えなければ、私の作品は完成しないのです」と付け加えた。

2022年にドバイを訪れたのんち氏にとって、ドバイは慣習も風景も言葉もまったく初めてだった。

「ドバイの美しい文化に触れ、日本にいる時よりも居心地よく感じました」とのんち氏は言う。「日本の文化は多くのルールに縛られていると思うんです。さらに、多くの日本人は芸術を学問的なものだと考えています。日本社会の中で 「画家 」であることは、私にとって窮屈に感じることが多いのです。しかし中東に来てみると、多くの人が自由に絵を楽しみ、興味と敬意と喜びを持って見てくれていることがわかりました。初めてアラブに来ましたが、来てよかったと思います。実を言うと、すでに中東に戻りたいと感じています。この町の人たちに心から感謝したいです」と語った。

アーティストを目指す人へのメッセージとして、のんち氏は次のように言う。「芸術は常に自分の中にあり、誰にも邪魔されることはありません。私はいつも落ち込んでしまいますが、他の人があなたの作品についてどう言おうと、あなたはいつでも世界一なのです。大好きなアートは、いつもあなたとともにあります」

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