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日本人作曲家・ピアニストの山根ミチル氏がそのインスピレーションについて語る

彼女の最初のプロジェクトは、任天堂ファミリーコンピュータのゲーム『リサの妖精伝説』であった。
彼女の最初のプロジェクトは、任天堂ファミリーコンピュータのゲーム『リサの妖精伝説』であった。
彼女の最初のプロジェクトは、任天堂ファミリーコンピュータのゲーム『リサの妖精伝説』であった。
彼女の最初のプロジェクトは、任天堂ファミリーコンピュータのゲーム『リサの妖精伝説』であった。
彼女の最初のプロジェクトは、任天堂ファミリーコンピュータのゲーム『リサの妖精伝説』であった。
彼女の最初のプロジェクトは、任天堂ファミリーコンピュータのゲーム『リサの妖精伝説』であった。
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26 May 2022 11:05:37 GMT9
26 May 2022 11:05:37 GMT9

アミン・アッバス

ドバイ:山根ミチル氏は、日本のゲーム作曲家、ピアニストである。彼女は、コナミのテレビゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズやその他のゲームの音楽を担当したことでも知られている。

山根氏は、1988年に作曲家としてコナミに入社した。そして、「コナミ矩形波倶楽部(コナミくけいはくらぶ)」のメンバーとして、多くのゲームソフトで他のミュージシャンとコラボレーションを行った。彼女は、悪魔城ドラキュラシリーズ『バンパイアキラー(英題:Bloodlines)』(1994年)と『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲(英題:Symphony of the Night)』(1997年)で頭角を現した。

アラブニュース・ジャパンの独占インタビューで、山根氏はテレビゲームへのインスピレーションをこう語っている。「好きなテレビゲームは、パロディウス、グラディウス、幻想水滸伝シリーズ、スペースインベーダー、テトリス、ギャラガ、スーパーマリオブラザーズ3、ICO、バイオハザードシリーズ、ベイグラントストーリーです」

山根氏が作曲を始めたのは8歳のときである。当時流れていた曲を楽譜に書き写し、音楽の授業で発表したり、コンテストに応募したりしていたという。

「私が最初に参加したプロジェクトは、任天堂のファミリーコンピュータ(欧米ではニンテンドー・エンターテインメント・システム、略称NES)用ゲームソフト『リサの妖精伝説』です。これは、当時のアイドル立花理佐さんの6枚目となるCDシングルのタイトルでもあります。このシングルはタイアップ商品だったため、1988年にコナミから発売された『リサの妖精伝説』の主題歌としても使われました」

「入社してすぐの頃、新人研修の一環として、このゲームのために何曲か作曲しました。というわけで、これが私の手がけた最初のプロジェクトです」と彼女は続けた。

山根氏は、コナミのテレビゲーム『ロケットナイトアドベンチャーズ』シリーズの音楽を担当したことでも知られている。彼女は、そのテレビゲームシリーズの音楽を担当したエピソードをアラブニュース・ジャパンに披露してくれた。「『ロケットナイトアドベンチャーズ』では、『サイレントヒル』シリーズで知られる山岡晃さんなど、他の作曲家とも一緒に仕事をしました。そのころはとても忙しかったのを覚えています。ただ、どんな音楽を作ったかは、はっきりとは覚えていません」

山根氏は、コナミのゲームソフト『悪魔城ドラキュラ』シリーズの音楽を担当したことでも知られている。彼女はアラブニュース・ジャパンの取材にこう答えている「『悪魔城ドラキュラ』はコナミの人気ゲームソフトのひとつで、その音楽は歴代の作曲家が担当し、多くの名曲が残されています。私がその有名なゲームシリーズの音楽を初めて担当したのが、1994年に発売された『バンパイアキラー』でした。有名な曲が多くあるシリーズの作曲家としてプレッシャーもありましたが、自分の作曲が作品の価値に貢献できると思うと、楽しかったのを覚えています」

「このシリーズで次に作曲を担当したのは『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』です。イラストレーターの小島文美(こじま あやみ)さんと初めてご一緒させていただきました。彼女の美しいイラストとゲームの世界観から、音楽制作のインスピレーションを十二分に得ることができました」

「さらに、プロデューサーの五十嵐孝司さんをはじめ、多くの才能あるディレクター、グラフィックデザイナー、プログラマーと一緒に、このような素晴らしいゲームを作り上げ、世に送り出したことが、最も印象深い経験でした」と彼女は語った。

また、ゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズの思い出について、山根ミチル氏は次のように語っている。「このシリーズの思い出は、『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印(英題:Curse of Darkness)』のエンディングテーマを担当したことです。ラッセル・ワトソンさんというイギリスの歌手の方と一緒にエンディングテーマを作り上げました。彼の歌声に惚れ込んで、エンディング・クレジットのためにオリジナル曲を書いたんです」

彼女は、『悪魔城ドラキュラ』シリーズこそが自分の作品の「代表作」だと感じているという。

また、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』をはじめ、私が携わった多くのシリーズや作品が、世界中のファンに愛され続けていることに、今更ながら喜びを感じています」と彼女は語った。

山根氏は、ゲームソフト『ブラッドステインド』シリーズの音楽を担当したことでも知られている。彼女は、そのゲームソフトシリーズの音楽を担当したエピソードをアラブニュース・ジャパンに披露してくれた。「2016年頃だったと思います。『悪魔城ドラキュラ』シリーズで長く一緒に仕事をしていた五十嵐さんが、クラウドファンディングで新しいアクションゲームを作るというので、手伝い始めたのがきっかけです。私は20曲ほど作曲しました。アップテンポなアクションゲームの仕事は、これが最後でしょう」

「プロジェクトが始まった頃、9年間一緒に暮らした猫が亡くなり、私はペットの死を悲しんでいました。悲しみの中で、辛い日々が続いていました。それでも私は仕事を続け、精神世界に関心を持つようになりました。こうして、少しずつ元気を取り戻しました。その頃、国際的な標準の音高である『A=440Hz』より8Hz低い『A=432Hz』の調律が、傷ついた心身を癒す効果があることを知ったのです。しかも、私はその癒しを、身をもって体験しました。それ以来、私はすべての仕事を『A=432Hz』のでチューニングしています。作曲するピアノも、作曲を打ち込むパソコンの音楽制作ソフトの音源も、すべて『A=432Hz』に変えてしまいました。今もその環境で仕事をしています」と彼女は語った。

プロジェクトで直面した困難について、山根氏はこう語る。「プロジェクトの終盤、タイトル曲やゲーム内のいくつかの曲の弦楽器パートを、DTMではなく生演奏で置き換えることにしました。私の音楽は432Hzのチューニングで作られているので、演奏も432Hzで録音する必要があったのです」

「弦楽器のレコーディングスタジオでは、演奏者、特にヴァイオリン奏者に、普段のチューニングである440Hzではなく、もっと低いチューニングで演奏するよう協力をお願いしました。幸いにも、いつもと違うチューニングで演奏することを了承してもらえた。しかし、幼い頃から440Hzで演奏するように訓練されてきた演奏家、特に高音域で弦の張りがなくなってしまうヴァイオリニストにとっては、不都合なことだったと思います」と、彼女は付け加えた。

今後のプロジェクトについて、彼女は次のように語っている。「今は、スペインの新しいゲームのために3曲作曲しています」

「ライフワークとしては、ヒーリングミュージックにおけるA=432Hzのチューニングの基本的な特性を多くの人に知ってもらうための努力をしています。CDの制作や、“ソウルサウンドライヤー”というハープのようなヒーリング専用楽器を使ったライブを中心に活動しています」。

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