
アミン・アッバス
ドバイ:作曲家の渡辺宙明(わたなべ・ちゅうめい、本名わたなべ・みちあき)氏が6月23日に心不全のため東京都内の病院で死去した。96歳だった。
数々の名作アニメを歌う日本の伝説的歌手、水木一郎氏は、ツイッターで次のように述べた:「渡辺宙明先生の突然の訃報を受けショックで言葉を失いました。マジンガーZをはじめ先生の歌は、時代を越え、国境を越え、世界中のファンに愛されています。先生に出会わなかったら、今の僕はありません。生涯現役を貫いた先生。今まで本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。」
渡辺宙明先生の突然の訃報を受けショックで言葉を失いました。マジンガーZをはじめ先生の歌は、時代を越え、国境を越え、世界中のファンに愛されています。先生に出会わなかったら、今の僕はありません。生涯現役を貫いた先生。今まで本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。 pic.twitter.com/SQ4Jb5wpZB
— Ichiro Mizuki (@aniki_z) June 27, 2022
テレビゲームシリーズ、スーパーロボット大戦のプロデューサーである寺田貴信氏は、ツイッターで次のように述べた:「スパロボでも大変お世話になった作曲家の渡辺宙明先生が23日に亡くなられました。関係者の方からお話は聞いておりましたが、本日に発表ということで……心からお悔やみ申し上げます。人の命は尽きるとも、不滅の楽曲はあるのです……」
スパロボでも大変お世話になった作曲家の渡辺宙明先生が23日に亡くなられました。関係者の方からお話は聞いておりましたが、本日に発表ということで……心からお悔やみ申し上げます。人の命は尽きるとも、不滅の楽曲はあるのです……。
— 寺田貴信/Takanobu_Terada (@TakanobuTerada) June 27, 2022
ピッコロ(ドラゴンボールシリーズ)、ポートガス・D・エース(ワンピースシリーズ)などで知られる日本のベテラン声優、古川登志夫氏は、ツイッターで次のように語った:【最強ロボ ダイオージャ】のキャラクターソング『HEARTへようこそ』(作詞・亜蘭知子/作曲・渡辺宙明)などでお世話になりました。【マグネロボ ガ☆キーン】の主題歌『たたかえ!ガ☆キーン』も渡辺宙明先生でした……。謹んで哀悼の意を表します」
■作曲家・渡辺宙明先生の訃報……。
— 声優・古川登志夫(青二プロダクション) (@TOSHIO_FURUKAWA) June 27, 2022
最強ロボ ダイオージャ】のキャラクターソング『HEARTへようこそ』(作詞・亜蘭知子/作曲・渡辺宙明)などでお世話になりました。【マグネロボ ガ☆キーン】の主題歌『たたかえ!ガ☆キーン』も渡辺宙明先生でした……。謹んで哀悼の意を表します。 pic.twitter.com/V31GM3UqZs
日本のベテランアニメ監督で作画監督、メカ・キャラクター・デザイナーの大張正己氏は、ツイッターに次のように投稿した:「渡辺宙明先生、たくさんの感動と勇気をありがとうございました!お仕事をご一緒させていただき、光栄でした」
渡辺宙明先生、たくさんの感動と勇気をありがとうございました!
— 大張正己 /Masami Obari (@G1_BARI) June 27, 2022
お仕事をご一緒させていただき、光栄でした。 pic.twitter.com/yi2F2cmGMc
渡辺氏は1925年生まれ。作曲家の團 伊玖磨氏や諸井三郎氏の下、名門の東京大学で心理学を学んだ。1950年代に、中部日本放送が制作するラジオドラマで作曲家としてデビュー。その後20年間、渡辺氏は定期的に東宝と映画のサウンドトラックの仕事をする一方、ジャズ・ミュージシャンの渡辺貞夫氏らの下で腕を磨いた。これは渡辺氏の作曲に大きな影響を与えた。マジンガーZのZのテーマを制作した時には、金管楽器を導入し、アナログシンセサイザーも使用した。この組み合わせは、1970年代のリスナーの耳にはユニークに受け止められた。
渡辺氏は、マジンガーZ、グレートマジンガー、ゲッターロボ號、戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマーVなど、数多くのアニメシリーズの音楽を担当した。また、実写版キカイダーの最初の2作、イナズマン、スーパー戦隊シリーズの最初の6作(そして、後のスーパー戦隊シリーズである、つい昨年の機界戦隊ゼンカイジャーにも提供)、宇宙刑事ギャバンから始まるメタルヒーローシリーズの最初の5作の音楽も作曲した。