




ラハフ・ジャンビ
リヤド:日本の漫画家・永井豪氏が生んだスーパーロボットTVアニメの「UFOロボ グレンダイザー」は、その誕生以来、漫画、アニメファンに何十年も親しまれてきた作品だ。
リヤド・ブールバード・シティで行われたイベントで25日夜、サウジアラビアの「MISK財団」の派生会社であるマンガプロダクションズは、ファンがこのアニメシリーズの未来を形作る一助となる機会を与える、他に類を見ない地域的かつ世界的な取り組みとして、「プロジェクトG」の立ち上げを発表した。
このプロジェクトの開発、立ち上げは、「グレンダイザー」シリーズの権利保有者など、アニメ制作の経験やノウハウを持つ日本のパートナーの協力の下で行われてきた。
マンガプロダクションズのマーケティング・マネージャーであるアブドラアジーズ・アル・ナグモウシュ氏はアラブニュースの取材に対し、「私たちはアニメ『グレンダイザー』に関するプロジェクトGと、マンガプロダクションズと日本の企業、ダイナミックプロダクションズとの提携について発表するために、ここに参りました」と述べた。
この日のイベントでは、国内外のアニメや漫画のファンに対し、「ソーサービースト(円盤獣)」と呼ばれる敵キャラのUFO型の乗り物を制作するグローバルコンペティションが開始された。3人の入賞者には、総額15,000ドルの賞金が贈られることになっている。
「私たちは、サウジアラビア人、アラブ人、そして世界中の人々に開かれた、アマチュアとプロのための国際的なコンペティションを展開します」。マンガプロダクションズのコミュニケーション・PRマネージャーであるサラ・アル・タウィール氏はこのように述べた。「応募者には私たちのプロジェクトに加わり、自分たちのアニメキャラクターのデザインを提出していただきます」
「『グレンダイザー』の世界観をイメージしたメカアニメの独自キャラクターを皆さんに作ってもらうデザインコンペです。優勝者には『プロジェクトG』に作品を収めるとともに、賞金を贈呈します」
マンガプロダクションズのCEOであるイサム・ブカーリ氏はイベントの中で、このプロジェクトの目的は、明日のヒーローを鼓舞し、彼らの未来を創造することであると述べた。
「マンガプロダクションズはコンテンツの力を信じ、そうした世代の未来を形作ろうとしています」。同氏はそう述べ、次のように続けた。「『グレンダイザー』は何世代にもわたり、より良い自分自身になるためのインスピレーションを与えてきました。日本のパートナーがこの発表のために私たちを選んでくれたことを誇りに思います。これは、サウジアラビアの才能とその創造性に対する高い評価を表しています」
イベントの最後には、「グレンダイザー」のキャラクターをかたどったドローンのディスプレイがリヤド上空を彩り、リヤド・ブールバード沿いの観客に向けて、大型スクリーンに映し出された。