
アミン・アッバス
ドバイ:2022年8月に日本で公開されたONE PIECE(ワンピース)の劇場版シリーズ最新作『ONE PIECE FILM RED』がドバイヒルズモールにあるロキシーシネマで初上映された。
本作は、世界で最も愛されている歌手のウタに焦点を当てた物語。素性を隠したまま発信するその歌声は「別次元」と評されるようになった。今回、ウタは初めて公に姿を現してコンサートをすることになる。熱狂する海賊たち、目を光らせる海軍、ルフィー率いる麦わらの一味など、様々なウタのファンたちが会場を埋め尽くす。
『ONE PIECE FILM RED』は、原作・尾田栄一郎氏による同タイトル漫画をもとに制作された劇場版シリーズの第15作目となる。2021年11月21日、アニメ『ONE PIECE』の放送回1000話記念と、漫画『ONE PIECE』連載25周年の一環として初めて発表された。
映画を見た観客は「ストーリー、アニメーション、そして本作でフィーチャーされている素晴らしい歌と音楽をとても楽しみながら観ました。様々な工夫を凝らしたシーンの数々を多くのファンが楽しむでしょう。」と感想を述べた。
この映画は2022年8月6日に日本で公開され、初日興行収入は12億円を突破し、これまでのONE PIECE劇場版シリーズで最高記録となった。また、日本で公開初日に興行収入10億円を超えた作品は史上3作品目で、本作の初日興行収入は日本歴代2位となった。
2022年10月30日現在、『ONE PIECE FILM RED』は日本で177億円を超える興行収入を上げており、これはONE PIECE劇場版シリーズ最高の売上記録である。また、2022年の日本映画第1位、日本アニメ映画史上第6位、日本映画史上第9位となる高い興行収入を上げている。
また、これまでに日本映画では3作品のみが達成した、11週連続での日本興行成績ランキング第1位を獲得している。世界では1億4980万米ドルを超える収益を上げ、これは日本映画史上12番目となる。
『ONE PIECE FILM RED』は、谷口悟朗氏が監督だが、脚本は黒岩勉氏が担当し、尾田氏が総合プロデューサー、キャラクターデザイナー、脚本監修として全面的に深く携わった。
現在、本作は中東地域で、オリジナルの日本語音声と英語およびアラビア語字幕で上映されている。