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アブダビ: アブダビで月曜日夜に開催された「世界ベストレストラン50店MENA」のセレモニーで、総合トップは「オルファリ・ブロス・ビストロ」となったものの、リヤドの日本食レストラン「ミヤズ」がサウジアラビア最高のレストランに選出された。
このランキングは、「アカデミー」として知られる、この地域の250人のレストラン専門家からなる団体による投票の結果である。「アカデミー」の各メンバーは、MENA地域で最高の食事体験となるレストランに対して、専門家の見解として、7票を投じた。
トップ10にはMENA地域中の飲食店が勢揃いしているものの、ドバイの店舗が占める割合が大きかった。10位はドバイの「ムーンライズ」、9位はカイロの「ズーバ (ザマーレク)」、8位はアンマンの「ファクレルディン」、7位はドバイの「きのや」、6位はテルアビブのジョージ&ジョン、5位はドバイの「3フィルス」、4位はドバイの「オシアノ」、3位はマナーマの「フュージョンズ・バイ・タラ」、2位はドバイの「トレザン・スタジオ」、1位は「オルファリ・ブロス・ビストロ」となった。
「UAEのベストレストランにも選出されたこのドバイの『オルファリ・ブロス・ビストロ』は、シリアのアレッポ出身の3人兄弟が全身全霊を注いで切り盛りするレストランです。この店での食事体験の焦点は物語性に置かれています。すべての風味、食材、技法が3人兄弟の紡ぐ物語の中で特別な役割を果たしているのです。ダイニングスペースを見渡す2階建ての厨房での調理の音がリズムを刻む、楽しくおおらかな雰囲気のお店で、時として懐かしく感じさせてくれます」と、主催組織は、発表直後に、Instagramへの投稿で述べている。
サウジアラビア最高のレストランとなった「ミヤズ」ついては、主催組織は、「シェフであるイアン・ペンゲリー氏の監督下、『ミヤズ』は触感、香り、風味の調和に満ちています。美食の新次元に挑む料理もあれば、日本食のファンに人気の料理もありますが、このレストランのDNAの一部を成す洗練されたプレゼンテーションによってすべてが傑出した一品になっています」と、投稿した。
「ミヤズ」の全体での順位は18位で、ベイルートの「タウレット・マール・ミカエル」の次となった。
また、2023年度の中東・北アフリカの最優秀女性シェフ賞はパレスチナ人シェフのサラム・ダッカク氏に、エストレージャ ダム・N.A.シェフズチョイス賞はカイロの「ズーバ」のムスタファ・アルリファイ氏に贈られた。