






Khawla for Art and Cultureは、日本人アーティストであり書道家である吉川壽一氏による特別ワークショップを開催した。ドバイ・デザイン地区のKhawla Art Galleryで開催された1回目のワークショップには34名以上が参加し、アブダビのKhawla for Art and Cultureで開催された2回目のワークショップには、才能あるアーティスト、アートファン、専門家や学生など30名以上が集まった。
ワークショップでは、日本の書道家による絵画の展示も行われ、古代の線から現在使われている近代的な文字に至るまで、日本の書道の発展段階が紹介された。
アラブ首長国連邦の国家安全保障顧問であるH・H・シェイク・タフヌーン・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン氏の妻であり、芸術文化委員長を務めるH・H・シェイカ・カウラ・ビント・アフメド・ハリファ・アル・スワイディ氏は、UAEがグローバルな思想家やクリエイターたちの目的地となり、文化の動きが高まっていることを示した。Khawla for Art and Cultureは、この動きに積極的かつ影響力のある一員でありたいと願っているとのことだ。
このワークショップは、国家による文化発展の過程で、さまざまな文化分野のアーティストや専門家との交流を深めることを目的に開催されたもので、書道芸術への関心を高めることに加え、若い才能を磨き、芸術・文化分野におけるあらゆる新しい知識を提供し、思想の振興に貢献することを目的としている。そして、若い人たちの創造性を高め、芸術や文化に触れることで、それらをあらゆる形で理解するためのルールを身につけることを目指しているとのことだ。
H・H・シェイカ・カウラ・ビント・アフメド・ハリファ・アル・スワイディ氏は、書道芸術は、科学を記録し、知識を通じて人々を結びつける上で、時代を超えて重要な役割を果たし、民族や文明間の文化対話の扉を開き、国家のコミュニケーションを高めることに貢献してきたと説明し、これらのワークショップの開催は、カウラ氏の芸術と文化に対する熱意によって実現したと述べた。手書き文字の重要性を強調し、将来の世代に複数の言語で書くさまざまな方法を教えることで、私たちが暮らす社会の多言語主義と異文化理解を促進することを目的としている。
1943年に生まれた吉川氏は上田桑鳩、宇野雪村、稲村雲洞、川崎一照に師事し、書道を学んだ。奎星賞、毎日書道展大賞など多数の受賞歴がある。自由な発想と優れた企画力を備え、幅広い表現世界を切り開いている。その活躍の場は日本国内にとどまらない。ドバイの赤砂砂漠でのヘリコプターからのパフォーマンス、パリのエッフェル塔の下での巨大書道、中国の天安門広場での3,000人以上の観客を前にした巨大書道など、精力的に活動している。