
ワシントン時事:米議会図書館は12日、任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のテーマ曲を録音資料として収蔵すると発表した。永久保存となる。ゲーム音楽では初めてで、日本人が作曲した音楽としても極めて異例だ。
対象となる曲は、任天堂の近藤浩治さん(61)の作曲。1985年に発売されたゲームのBGMで、議会図書館は「ラテン系の陽気なメロディーで、現在も世界中で親しまれている」としている。近藤さんは声明で「この音楽が他の多くの名曲とともに保存されるのはとても光栄です。実のところ、少し信じ難いのですが」と喜びを語った。
曲が収蔵されるのは「全米録音資料登録簿」で、米国で文化・歴史・芸術的に重要な音源を記録している。司書のカーラ・ヘイデン氏は「これらの録音が何世代にもわたって保存されるよう支援できることを誇りに思う」と述べた。
今年同時に収蔵されたのは、故ジョン・レノンさんの「イマジン」、マドンナさんの「ライク・ア・ヴァージン」、マライア・キャリーさんの「恋人たちのクリスマス」など。
時事通信