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レバノン人作家が視野の拡大における文学の役割について強調

07 Feb 2020
ホダ・バラカ(Hoda Barakat)はドバイにおいてエミレーツ航空文学フェスティバルに出席した。 (File/AFP)
ホダ・バラカ(Hoda Barakat)はドバイにおいてエミレーツ航空文学フェスティバルに出席した。 (File/AFP)
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Updated 07 Feb 2020
07 Feb 2020
  • 「文学は我々の現実に立ち向かうものであるべきです。現実を伝える媒介は数多くあるでしょう。文学においては、その現実と競わねばならないのです。」と彼女は述べる。

ワン・カルロ・ディアス (One Carlo Diaz)

ドバイ: 「文学には人々の視野を広げる力があります。とくに、しばしば極端に簡略化される傾向のあるアラブ世界の経験においては。」と受賞歴を持つレバノン人作家が述べている。

パリを拠点に活動する作家、ホダ・バラカ(Hoda Barakat) は、最新作である『ナイトメール』( “The Night Mail”) において、中東世界に住む人々の経験が西洋諸国においていかに一般化され、またそれが彼らの「現実」となっているかを示している。

アラビア語で作品を綴るバラカは、アラブ作家としての彼女の役割をこれらの認識を修正し、彼女が作り出すキャラクターとストーリーを通してこの地域特有の問題をより適切に説明することであるとしている。

「文学は我々の現実に立ち向かうものであるべきです。現実を伝える媒介は数多くあるでしょう。文学においては、その現実と競わねばならないのです。」と彼女はドバイ・フェスティバル・シティで開催されたエミレーツ航空文学フェスティバルにおいてアラブニュースに語った。

レバノンで読書好きの少女として育ったバラカは当初、それを彼女自身の自己表現への「ハンディキャップ」と理解していた。

「私はとても若く、読書にのめり込んでいました。学校の先生たちにもっと自己表現をするように言われ、そうするようになってからはとても勇気づけられました。」と彼女は述べる。

しかし多くの作家がそうであったように、バラカも当初は作品を出版することは考えていなかった。

「私が作品を出版するようになったのはとても後になってからのことです。最初の作品を出版することを決めたのは35歳のときでした。」と彼女は述べている。

彼女の最初の作品『訪問者』(“Za’irat” または英語で “Visitors”) は短編小説集である。

アラブ世界において大いに称賛を浴びた最初の小説『笑いの石』(“The Stone of Laughter”)  が出版されるまで、彼女は自分が作家であるべきであるとは思っていなかったと言う。

また小説を書くことは心を決めて最後までそれを貫き通すことであるとバラカは付け加える。

「最初に取り組んだ小説については私は確信がありませんでした。あまり真剣ではなかったのです。」と彼女は言うが、多くの友人たちが彼女に作品の出版を促したそうだ。

今やバラカは、最新作で受賞した2019年アラブフィクション国際賞 (2019 International Prize for Arabic Fiction) を含む名だたる賞を受賞するにいたっている。

ロンドンの出版社、ワンワールド (OneWorld) は彼女とパートナーシップを結び、昔の作品にまで遡りすべての作品を英語にて翻訳出版するという。

「ワンワールド (OneWorld) と一緒になすべきことがたくさんありますが、それを大変嬉しく思っています。」と彼女は述べている。

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