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ゼルダ新作とマリオ映画が任天堂の利益を押し上げる

ゼルダ姫とエルフのような戦士リンクが活躍するゲーム「ゼルダの伝説」シリーズは、1986年の初版発売以来、全世界での販売本数が1億2,500万本を超えている。(AFP)
ゼルダ姫とエルフのような戦士リンクが活躍するゲーム「ゼルダの伝説」シリーズは、1986年の初版発売以来、全世界での販売本数が1億2,500万本を超えている。(AFP)
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03 Aug 2023 07:08:07 GMT9
03 Aug 2023 07:08:07 GMT9

東京:日本の大手ゲーム会社、任天堂は8月3日、「ゼルダ」シリーズ最新作タイトルの好調な売れ行きと映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の公開により、第1四半期の純利益が52%増加したと発表した。

任天堂は純利益1,810億円を記録したが、2024年3月までの通期純利益予想を3,400億円に据え置いた。

同社は声明で、「『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は」5月の発売後「好調なスタート」を切り、1,851万本の販売本数を記録したと発表した。

また、新作タイトルの成功は、ソフトウェア販売本数の「大幅な増加」につながっただけでなく、ハードウェアの販売も押し上げたと述べた。

ゼルダ姫とエルフのような戦士リンクが活躍するゲーム「ゼルダの伝説」シリーズは、1986年の初版発売以来、全世界での販売本数が1億2,500万本を超えている。

今年発売された大ヒットゲームとしては他に「ハリーポッター」シリーズを原作とした「ホグワーツ・レガシー」があるが、こちらは2週間で1,200万本の売上となっており、「ゼルダ」シリーズ最新作はそれを上回る勢いで売上を伸ばしている。

ユニバーサル・ピクチャーズ、任天堂、イルミネーションスタジオの共同プロジェクトとして4月に公開された映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、京都に本社を置く同社にとってもう一つの大成功となった。これは世界興行収入が10億ドルを突破した今年初の映画となった。

任天堂によれば、同映画は「マリオ」シリーズに対する顧客の関心を再燃させ、商品からスマートフォンアプリに至るまであらゆるものに「広範なプラスの効果」をもたらしたという。同映画のプレミア公開は「『マリオ』関連タイトルの売上にプラスの影響を与え、『マリオカート8 デラックス』は167万本(累計販売本数5,546万本)を記録した」と同社は明らかにした。

東洋証券のアナリスト、安田秀樹氏は8月3日の決算に先立って、当初「映画の興行は任天堂の収益とは何の関係もないと言われていたが、実際にはスイッチ本体の売り上げを押し上げた」とAFPに語った。

全体として、ハードウェアの売上は前年比13.9%増の391万本、ソフトウェアの売上は26.1%増の5,221万本となった。

安田氏は、任天堂の4-6月期(第1四半期)決算は円安に後押しされ、「為替差益が膨らんだ」とも述べた。

AFP

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