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シーシャを吸う力士:アートを通してサウジと日本を近づけるサウジのアーティストのビジョン

レックス氏はアラブニュース・ジャパンに対し、日本のアートシーンはとても刺激的なので日本のいくつかのギャラリーと仕事をすることを計画していると話す。(インスタグラム: @rexchouk )
レックス氏はアラブニュース・ジャパンに対し、日本のアートシーンはとても刺激的なので日本のいくつかのギャラリーと仕事をすることを計画していると話す。(インスタグラム: @rexchouk )
レックス氏はアラブニュース・ジャパンに対し、日本のアートシーンはとても刺激的なので日本のいくつかのギャラリーと仕事をすることを計画していると話す。(インスタグラム: @rexchouk )
レックス氏はアラブニュース・ジャパンに対し、日本のアートシーンはとても刺激的なので日本のいくつかのギャラリーと仕事をすることを計画していると話す。(インスタグラム: @rexchouk )
レックス氏はアラブニュース・ジャパンに対し、日本のアートシーンはとても刺激的なので日本のいくつかのギャラリーと仕事をすることを計画していると話す。(インスタグラム: @rexchouk )
レックス氏はアラブニュース・ジャパンに対し、日本のアートシーンはとても刺激的なので日本のいくつかのギャラリーと仕事をすることを計画していると話す。(インスタグラム: @rexchouk )
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31 Aug 2023 12:08:58 GMT9
31 Aug 2023 12:08:58 GMT9

ダイアナ・ファラー

ドバイ:サウジアラビアのデジタルアーティスト、レックス・チョウク氏は、様々なキャラクターがジェッダで過ごす日常を描いたアートで限界を押し広げている。

アラブニュース・ジャパンの取材に応じたレックス氏は、自身のポップアートスタイルの作品について、そして世界的に有名なアーティストである村上隆氏などの日本のミューズたちからどのようにインピレーションを得ているかについて語った。

レックス氏は、自身はデジタルアーティストや芸術家というよりもコンテンツクリエイターという感じがすると言う。彼はニューヨークで学んでいた時にアーティストとしてのキャリアを開始した。

「最初にアートを始めたいと思った時、画材屋でキャンバスを何枚か買ってきて、とにかく絵を描き始めました。アクリル絵の具マーカーと自分の手を使うという型破りな方法でです。これは私にとってセラピーでした」と、彼は説明する。「2014年から2017年までニューヨークで絵を描いて過ごしました」

しかし、2017年にサウジアラビアに帰国したレックス氏はiPadを購入することにした。「そこで自分の新しいスタイルを見つけました。もっとデジタルでドリーミーなスタイルです」と彼は言う。「それから違ったストーリーラインのようなものがあり、いくつかのキャラクターが出てきます」

彼はアラブニュース・ジャパンに対し、自分のアートはその瞬間瞬間のインスピレーションが元になっていると話す。例えば島に住んでいるとしたら、彼のアートは周囲の環境にインスパイアされることになるという。

「落書きをするのも好きです。また、私たちはサウジ各地で壁画をたくさん描きましたが、とてもクールですごく楽しい体験でした」とレックス氏は言う。「私のアートはそれら全てのミックスです。自分のことは芸術家やデジタルアーティストというよりクリエイターだと思っています」

レックス氏は日本について語る中で、アート制作に興味を持った頃から村上隆氏とその作品を追いかけていると話す。

「(村上氏は)私にとって大きなインスピレーションの源です。彼のビジネス面での活動の仕方や活動をスケールアップする方法といった点においてです。また、彼は日本のシーンの様々なアーティストを紹介してくれました。彼らは国際的なシーンでも活躍しています」

レックス氏は、自分の世代は子供の頃に見た日本のテレビ番組や漫画本の印象が心の中に残っていると説明する。

彼は日本にいた時、学校の生徒たちがどんな風に歩き回っているかとか、広告や看板がどんな風なものかといった現実世界の様子から、アニメがどのようにインスピレーションを得ているかを見ていたという。

彼は、日本を訪問した経験のおかげで「より良い人間」になれたと言いつつ、他人と接することに慣れるのは難しかったと語る。レックス氏はアラブニュース・ジャパンに対し、日本のアートシーンはとても刺激的なので日本のいくつかのギャラリーと仕事をすることを計画していると話す。

レックス氏のアートキャリアにおける最初のコラボレーションの一つは2019年、日本の時計メーカーであるカシオのG-SHOCKとのコラボレーションだった。

「G-SHOCKは大好きで、様々な色やデザインのものを持っています。これは私にとって初めてのコラボレーションの一つでしたが、良い仕事ができたと思います」と彼は言う。「70種類くらい作りましたが、成功でした。1日で売り切れましたし、私を次のコラボレーションに向かわせてくれたコラボレーションとなりました」

彼のアートにおけるストーリーテリングの主眼は、ステレオタイプを打ち砕くための、そして自分の心の奥にある考えを世界に示すための愉快な方法を見つけることにあるという。

レックス氏は、自分がサウジ人であることの誇りから、彼が作るキャラクターはほぼ常に伝統的なサウジの衣装を着ていると話す。

彼はアラブニュース・ジャパンに対し、もしサウジと日本の両方の要素を組み合わせた作品を作るとすれば、それはアラブ人でいっぱいの渋谷交差点のようなものになるだろうと語る。

「例えば、リヤド旧市街のような場所に日本風のくつろげる散歩道を作ると想像してみてください。そこではお茶会が行われているでしょう」とレックス氏は言う。「あるいは、力士のキャラクターがシーシャ(水タバコ)を吸っているとか」

彼は、自分の作品を通して日本の文化や日本国内のアラブ人ネットワークに近づくことで、両方の世界の異なる表現を探求することが目標だと語る。

レックス氏の作品をインスタグラムでチェックしよう。

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