
東京:日本の第一三共の株価は20日、急騰した。米製薬大手メルクと最大220億ドルの抗がん剤契約を結んだことが理由だ。
両者が発表した合意によれば、メルクは第一三共が開発中の抗がん剤3製品の権利を対価を払って取得する。
第一三共の株価は発表を受けて一時18%上昇。前場は12.9%高の4041円で引けた。
両社の共同発表文によれば、さまざまながんを患う患者のために、第一三共の専門性および技術と、メルクのがん領域における豊富な経験および優れた開発力を組み合わせるという。
両社は3製品の共同開発を行うとともに全世界で商業化する予定だ。ただし日本国内では第一三共が独占的権利を保持するという。
メルクは契約時一時金として40億ドル以上を第一三共に支払う予定だ。「3つのプログラムを合わせた支払総額は最大で220億ドル」になるとメルクは述べている。
AFP