
リヤド:サウジアラビアは、民間セクターや各国とのパートナーシップを通じて1兆6,000億サウジアラビア・リヤル(4,267億2,000万ドル)の投資を進めていく。運輸物流大臣が明らかにした。
サウジ・EU投資フォーラムで、サレ・ビン・ナセル・アル・ジャセル大臣は、「ビジョン2030」の目標に沿って、国内の参拝者とウムラの訪問者の数を年間3,000万人以上に、観光客を1億人以上に増やすことを目指す、と明言した。サウジ通信社(SPA)が報じた。
大臣は、目下の優先事項は、生活の質を高め、従来のモデルや非現実的なモデルを反復せずに個人とサービスを結びつけることであると強調した。
SPAの報道によると、大臣は次のように述べた。「今後10年間で、民間セクターや各国とのパートナーシップを通じて総額1兆6,000億サウジアラビア・リヤルの投資を進めていきます。サウジアラビアはまた、基幹航空センター2拠点を開発し、市民のニーズをサポートし、250の観光地を活かして国内と世界をつないできました」
大臣は、サウジアラビアが、豊富な資源と競争力のある国内労働力に支えられて高い理想を掲げていることを改めて語った。
今回のフォーラムでは、輸送・物流サービスを中心に、さまざまな分野におけるサウジアラビアとEUの共同投資の機会が紹介されている。目的は、投資を促し、経済関係と統合を強め、情報交換を盛んにすることだ。
ハーリド・アル・ファーレフ投資大臣は、サウジとEUの連携は、サウジで進行中の経済移行において重要な役割を担っていることを指摘した。アラビア湾の国として、欧州のニーズに「他にはできない形で」応えられるユニークな立場にあるからだという。
アル・ファーレフ大臣は、今の厳しい移行期を乗り越えようとしている欧州の企業にとって、「サウジには、政治的にも経済的にもこの上ない安定感がある」と述べた。
そして、域内諸国の1,300社以上の企業がサウジアラビアに投資していることを強調し、「サウジの重要な投資家は大半のEU諸国に存在している」と付け加えた。
また、サウジアラビアのエネルギー大臣は、同国が引き続き世界のエネルギー転換をリードし、再生可能エネルギー市場の「中心的存在」になるだろう、と語った。
アブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は、次のように述べている。「サウジアラビアは、パリ協定を忠実に遵守することを重視します。同時に、エネルギーのトリレンマ、つまり、持続可能なエネルギーシステム、持続可能な経済、そして気候変動問題に一貫して取り組み続けます」