
リヤド:火曜日にリヤドで開催されたアジアハウス中東貿易協議の会合の場で、持続可能性や再生可能エネルギー、そして女性の経済における役割が議題となりました。
このイベントへの出資者であるサウジ・ブリティッシュ・バンク(SAPP)のルブナ・オラヤン会長は、開会の挨拶で「私たちは世界貿易という道の分岐点に立っています」と述べました。
同会長は「繁栄を目指す世界的な競争から取り残された地域やコミュニティが存在していました」と述べながらも、「国内の需要は成長しており、地域で需要を満たすことが徐々に容易になってきています」としています。
そして新興市場、特に中国へ対する国際的な方向転換があったとし、「GDPの成長は新興市場からもたらされるでしょう」と述べました。
Skypeを介して北京から会議に参加した中国グローバル化研究センターのビクター・ガオ副所長は、「中国は現在、このコロナウィルスという大規模な苦難を経験しています。依然として危機からは脱出できてはいませんが、状況はかなり良くなってきています」と伝えました。
同氏は中国と米国の間の貿易戦争について説明を行い、この争いは「お互いに破壊的」としながらも「米国が始めた」と述べています。
しかしガオ氏は、「米国と中国の両国は、実際に自らの行動を実際に一緒に行い、この貿易戦争から決別する必要があります」と続けました。
パネルディスカッションの一つでは、女性を含めた多様な職場を持つことの重要性が強調されていました。「変化は見受けられますが、エンターテインメント業界は依然としてほとんどが男性優位です」と、中東のエンターテインメント業界で最初の女性CEOであるデビー・スタンフォード・クリスチャンセンは話しています。
私たちは世界貿易という道の分岐点に立っています。
ルブナ・アルオラヤン
「男性と女性の問題ではなく、多様性を生み出すことが重要だということです。男女を問わずに適切な人物を適切な役割に任せ、バランスを生み出すことが大事なのです」とスタンフォード・クリスチャンセンは言います。
SABBの国際的流動性および現金管理担当であるガーダ・アル=ジャルボウ(Ghada Al-Jarbou)本部長は、次のように述べています。
「私は個人的に、より多くの女性がSTEM(科学・技術・工学・数学)の仕事に就くことを望んでいます。ビジョン2030の下、これまでは女性が入ることが認められなかった多くの分野が女性に開かれました。この動きがさらに増え、最終的にはGDPが増加することを私たちは希望しています」
アクセンチュア・サウジアラビア社の国担当業務執行取締役、カレド・アルダハー氏は、次のように述べています。 「多様性に富み、かつ多様性を受け入れる環境を作ることは、指導者から始まります。目標を推進することが重要であり、価値をもたらすことが重要です。チームに多様な指導者がいる場合、あらゆる人が成功することができます。すべての人にとってより良い環境を作り出します」
サウジ・アラムコ社の上級経済専門担当、シルバン・コート氏は次のように述べています。
「少なくとも今後20年間は、石油は重要なエネルギー源であり続けるでしょう。エネルギー源が別のものに置き換わるのを見たことはなく、エネルギー源は互いを足場に積み重なる傾向があります。消えていくようには見えません」
アジアハウス議長のグリーン卿は、1978年に1年間サウジアラビアに居住した経験があり、とても楽しんだと述べた上で閉会の辞を述べました。「リヤドは私に強い印象を残しました」と述べ、さらにリヤドは大きな変化を遂げたと続けています。
「この都市(リヤド)は10倍大きくなりました。世界で最も印象的な建築様式があり、一人当たりの収入は少なくとも2倍になっています」と同氏は述べました。