
リヤド:サウジのフラッグキャリアであるリヤド航空は13日、ドバイ航空ショーで、QRコードを通して2つ目のカラーリングデザインを発表した。
新しいカラーリングは、6月のパリ航空ショーで発表された藍色のテーマは維持しつつ、アラビア文字のカリグラフィーの線が印象的なものとなっている。
今回の新デザインは、玉虫色を使って革新的なデザインに現代的なアレンジを加えることで、(公的投資基金が全額出資する)リヤド航空を陸上でも空でも一目で分かるようにするという、サウジアラビアの先進的な野心を反映している。
リヤド航空のトニー・ダグラスCEOは声明の中で次のように述べた。「私どもは民間航空業界における過去数十年で最大のスタートアップとして、リヤド航空の2つ目のカラーリングを世界に披露できることを嬉しく思います。このカラーリングの航空機が2025年に空を飛ぶ時は、一目で分かるでしょう。私どもはその時、現役の航空機に恒久的なデュアルカラーリングを採用する最初の国際航空会社の一つとなります」
新しいデザインは、コックピットの窓が広くなっているのが特徴で、藍色のシグネチャー・テーマと光り輝く機体とのコントラストが強調されている。
さらに、機体には英語とアラビア語で「Riyadh Air」の文字が入り、尾翼、エンジン、下腹部にはリヤド航空のトレードマークロゴが入っている。
ダグラスCEOは次のように述べた。「私どもは最初のカラーリングを発表し、世界的に高い評価を受けました。また、ワイドボディ機の発注を発表し、いくつかの画期的なパートナーシップを新たに締結しました」
「この象徴的な2つ目のカラーリングは、リヤド航空にとって最新のマイルストーンです。私どもは空の旅と航空の未来を形作り、ディスラプトしていきます。今後も様々なことを予定しています」
既存のフラッグキャリアであるサウディアと並ぶサウジアラビア第2の国営航空会社であるリヤド航空の設立は、経済多角化を目指す同国の計画の一環である。
ダグラスCEOによると、リヤド航空は既に72機のボーイング787ワイドボディ機を仮注文しており、次はナローボディ機を予定しているという。
同CEOはまた、2025年に運航を開始し、2030年までにリヤドと世界100都市以上を結ぶという計画を発表した。
「リヤド航空は、ゲスト体験の細部に徹底的にこだわるブランドであり、遺産を持たない真のデジタルネイティブブランドであり、商用航空と環境持続可能性を支持するブランドです」
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は3月、新しい国営航空会社の設立を発表した。
サウジ通信は当時、この航空会社はリヤドを世界へのゲートウェイとし、輸送、貿易、観光の世界的な目的地とすることを目指していると報じた。