
東京:三菱重工業(MHI)は、電気自動車(EV)などへの最先端のエナジーストレージ技術を開発している米国のスタートアップ企業、エレメントエナジー社に出資した。また、両社の製品・技術を融合し、太陽光パネル、蓄電池、自家用発電機などの設備向けのビハインド・ザ・メーター向けに、経済的合理性のある電源システムの提供を目指すMOUを締結した。
2019年に米国シリコンバレーで設立されたエレメントエナジー社は、独自のハードウェアと制御アルゴリズムを開発、新品および中古蓄電池の安全性と使用効率の向上に取り組んでいる。
現在、米国で技術検証のパイロットプロジェクトを進めており、2024年初頭にコミッショニングを完了する予定。
三菱重工業は脱炭素社会実現に貢献する事業構築に取り組んでおり、今回の投資を通じて、三菱重工業グループが有する技術とサプライチェーンの強化したいと述べている。
加えて、世界中の電力需要家に経済的合理性のある電源システムソリューションを提供することで、エネルギー価格の上昇と変動といった顧客の課題解決に貢献していきたいとしている。