
東京:28日、日産は2027年4月からの事業年度に日本国内で自動運転タクシーサービスの運用を開始すると発表した。
同社は、今年4月からの事業年度に横浜エリアでミニバンを使用した商用サービスの試験運用を開始すると述べた。
日産は声明の中で「複数の地域社会は高齢化による運転手不足などの移動課題を抱えています」と伝えた。
同社は自治体や交通事業者と連携し、思い切った「自由な移動を実現する新たなサービスを広範囲で提供」する予定だ。
路上で自動運転車が走るのは日本だけではないが、日本政府は労働者不足や高齢化により移動手段を必要とする人の増加に対処するため、技術開発の加速化を最優先にしている。
昨年以降、道路交通法で「レベル4」の自動運転車が特定の条件下で公道を走ることが認められている。自動車の自律性は0~5までのレベルに分類され、5は実質的に完全な自律性を示している。
日産によると、「日本と海外で2017年から自動運転モビリティサービスのビジネスモデルを試験運用」している。
昨年、ライバル企業のホンダと米自動車大手ゼネラル・モーターズの自動車開発部門クルーズは合弁会社を設立し、2026年初頭に日本で自動運転タクシーサービスを開始すると発表した。
トヨタも年内に都内の限定エリアでレベル4の自動運転サービスを開始すると伝えられている。
AFP