東京:日本の日経平均株価は、夜間の米国株下落を受け、ハイテク株が指数の重しとなり、僅差で2回目の終値記録を逃した。
東証33業種別では、精密機械と電気機械が下位3業種に入った。
日経平均は0.02%安の40,090.78で取引を終えた。月曜日終値の史上最高値40,109.23を何度か上回った後である。しかし、同じく月曜日につけた日中最高値40,314.64に挑戦することはなかった。
TOPIXは0.39%上昇し、バリュー株は0.71%上昇、グロース株は0.07%上昇した。
日経平均は、人工知能(AI)に対する世界的な熱狂の中、ハイテク株を中心に2024年も20%近く急騰した。
今年約6%下落した円安も、主に上昇を牽引してきた海外ファンドにとって日本株の魅力を高めている。
「野村證券の株式ストラテジストである神谷和男氏は、「年初からの急騰を実現した後、現在はスピード調整の時期に入っているようだ。
「日経平均株価が39,000円を大きく割り込まない限り、「極めて強い市場であることを示すだろう」と同氏は語った。
チップテスト装置メーカーのレーザーテックは3.74%下落し、日経平均の下落率で最大となった。チップメーカーのルネサスは3.09%下落した。
AIに特化したスタートアップ投資家のソフトバンク・グループmは1.49%下落した。ユニクロ店舗を運営するファーストリテイリングは0.93%下落し、指数ポイントの最大の足かせとなった。
ロイター