
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、コロナウイルスの世界的流行の同国の公共財政に対する悪影響を考慮し、今年の国家予算から500億サウジ・リヤル(約)を削減する。
同国のムハンマド・アル・ジャダーン財務相は18日、削減は2020年予算の5%近くに相当し、社会的および経済的影響が最も少ない分野を対象に行われると述べた。
「政府は、過去にも原油価格下落の影響を抑えるための対策を講じましたが、これから予想される価格下落に対しても追加の措置を取っていきます」と財務相は付け加えた。
同財務相によれば、コロナウイルスの世界的流行から生じる課題に対処し、中長期的に持続可能性と安定性を維持するのに十分な、巨額の準備金と資産がサウジアラビアにはあるとのこと。
さらに、今回のコロナウイルス流行の潜在的な影響を考慮して、「開発事業の再査定や支出項目の精査を行い、適切な決定をタイムリーに下していきます」と同財務相は表明した。