
サンパウロ: ホンダは19日、ブラジルで2030年までに42億レアル(約1250億円)を投資する計画を発表した。燃料としてエタノールも使えるハイブリッド車(HV)などを投入。ブラジルを成長市場と捉え、新たな戦略的投資を実行する。
ブラジルでは昨年末、政府が自動車業界の脱炭素化などを目指した産業政策を公表。今年に入り、トヨタ自動車や米ゼネラル・モーターズ(GM)など世界の大手メーカーが大型投資を相次ぎ明らかにしており、ホンダを含めると表明済みの投資総額は約1300億レアルに上る。
ホンダのブラジル子会社幹部がこの日、ブラジリアの大統領府でルラ大統領らと会談。投資計画のほか、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする同社の目標を伝えた。
時事通信