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日本のソフトバンクグループ、投資損失を縮小するも通期では赤字

会計年度の損失は、前年の9700億円の損失から2276億円に縮小した。(AFP)
会計年度の損失は、前年の9700億円の損失から2276億円に縮小した。(AFP)
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13 May 2024 06:05:43 GMT9
13 May 2024 06:05:43 GMT9

東京:日本のテクノロジー企業であるソフトバンク・グループは月曜日、投資損失の減少に伴い、3月までの会計年度の赤字幅を前年度の約4分の1に縮小したと発表した。

東京に本社を置くソフトバンクグループの年間売上高は2.8%増の6兆7600億円(430億ドル)。会計年度の損失は、前年の9700億円の損失から2276億円に縮小した。

四半期別では、人工知能、ロボット工学、自律走行技術などに投資するソフトバンクグループは、1-3月期で2,310億円の黒字を計上し、前年の576億円の赤字から2四半期連続の黒字となった。

直近の2四半期は黒字で、4四半期連続の赤字に続いての黒字となった。

今年度の投資損失には、電子商取引、クラウド・コンピューティング、デジタル・メディア事業を展開する中国のテクノロジー企業、アリババが含まれ、Tモバイルの保有による利益は相殺された。

ソフトバンクの子会社である英国の半導体・ソフトウェア設計会社アームの価値はここ数ヶ月急騰しているが、決算には反映されていない。アームは昨年ナスダックに上場した。

投資先のソフトバンク・ビジョン・ファンドでは、一部の株が値を下げた。その中には、昨年連邦破産法第11条の適用を申請した、共有ワークスペースを提供するWeWorkがあった。このようなマイナスは、人気動画共有アプリTikTokを運営する中国のByteDanceなど、他の保有株からの利益で相殺された。

億万長者の孫正義氏が率いるソフトバンクは、ヤフーやLINEにも投資している。孫氏は決算説明会を欠席したものの、今年末の株主総会でAIの未来について売り込みをかけると見られている。

記者が孫氏が出席しなかった理由を尋ねたところ、後藤芳光最高財務責任者(CFO)は、孫氏は同社が “AI時代 “と呼ぶ新たな取り組みに集中するため忙しいと答えた。

ソフトバンク・ビジョン・ファンド1が167億ドルの利益を計上したのに対し、SVF2は193億ドルの損失を計上した。3月に終了した会計年度では、両ファンドとも損失を計上した。

後藤氏は、ビジョン・ファンドの投資にとって初期の苦しい時期は過ぎ去り、今後は安定した運用が期待できると強調した。
「パフォーマンスは大きく改善するだろう」と記者団に語った。

AP

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