
東京で開催されたサウジ・日本ビジョン2030ビジネスフォーラムの傍ら、サウジ輸出入銀行(Saudi EXIM Bank)はSMBCビジネスバンキングおよびMUFG銀行と2つの協力協定に調印した。
サウジ輸出入銀行によると、この協定は、対象市場における非石油輸出を促進するための協力関係を促進し、共同融資の機会を創出することを目的としている。
声明によると、2つの協定は、サウジEXIM銀行のサード・ビン・アブドルアジーズ・アル・カラブ最高経営責任者(CEO)、三井住友銀行の福留朗裕最高経営責任者(CEO)、MUFG銀行の亀澤宏規最高経営責任者(CEO)により個別に調印された。
今回の提携について、サード・アル・カラブ氏は次のように述べた: 「日本企業との協力関係は、両国間の経済関係を強化し、サウジ・日本ビジョン2030を達成するための我々の共同努力の一環である。より広い視野に向けた両国間の商業プロジェクトの加速は、力強さ、先進的な経済状況、有望な投資機会の結果である」
双方の閣僚数名が一堂に会した円卓会議において、サード・アル・カラブ総裁は、経済・貿易関係を強化し、相互に関心のあるプロジェクトを特定するため、日本の金融機関や民間企業とサウジ輸出入銀行の活動について検討した。
金融部門の円卓会議において、アル・カラブ氏は、すべての金融機関とビジネス部門との協力的な取り組みの重要性を強調した。これは、貿易や相互およびグローバルな投資活動のペースを加速させることができる、包括的でインセンティブを与える信用ソリューションの提供を確保するためである。
サウジEXIM銀行は、ビジョン2030に基づき、王国の非石油国経済を強化することを目指している。同銀行は、融資ギャップを埋め、輸出リスクを軽減することで、サウジの非石油輸出が拡大し、世界市場に浸透することを可能にすることに注力している。
サウジ国営通信