
リヤド:サウジアラビアの2030年万博は「世界による、世界のための」イベントであると、リヤドが開催都市に選ばれて以来初の進捗報告で、イベント運営チームが語った。
パリで開催された第174回博覧会国際事務局総会で、リヤド市立王立委員会リヤド万博2030事務局のアブドルアジーズ・アルガンナム事務局長は、万博登録に向けた現在進行中の取り組みと、国際的な参加を可能にする法的枠組み構築の準備を強調した。
リヤド万博公式 Xの投稿によると、代表団には王国公共投資基金(PIF)の代表も含まれている。
サウジアラビアは2023年11月28日の第173回BIE総会で2030年の開催国に選出され、万博は2030年10月1日から2031年3月31日まで開催される。
197カ国と29の国際機関の参加を目指す。
テーマは「変革の時代」: サウジアラビアは、持続可能な開発目標に向けた進展を加速させるために万博を活用するというコミットメントを表明している。このイベントは、より良い未来のために科学とイノベーションを活用することに焦点を当て、3つの包括的なサブテーマを中心に構成される。
王国が開催国に選ばれて以来、インフラ整備や登録書類の起草など、最高レベルで準備が進められてきた。
この書類には、万博の立法措置や財政措置、万博会場のマスタープラン、レガシー計画などが詳細に記載される。
BIE総会で提出・審査された後、2030年リヤド万博が正式に登録され、サウジアラビアは海外からの参加者を招致し、準備を進めることができるようになる。
5月上旬、BIE事務局長のディミトリ・ケルケンツェス氏は、サウジアラビアがホスト国に選ばれて以来初となるリヤドへの技術視察を終えた。
この4日間の訪問では、万博の計画や登録書類の準備に関する技術的なミーティングや話し合いが行われた。
ケルケンツェス氏は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子やプロジェクトに関わる閣僚を含むサウジアラビアの主要関係者と会談した。
BIE関係者は、サウジアラビアのコミットメントを称賛し、登録書類が完成するにつれてプロジェクトが勢いを増すのを見届けたいと意欲を示した。
直近のイベントである2020年ドバイ万博では、2,400万人を超える来場者があった。次の万博である2025年大阪万博は、” いのち輝く未来社会のデザイン”をテーマに、2025年4月13日から10月13日まで開催される。