
2025年大阪・関西万博で自前のパビリオンを建設する予定だったアルゼンチンが撤退することが20日、分かった。外務省が同日までに、ホームページに掲載する参加国リストから同国を削除した。
関係者によると、インフレによる国内の財政悪化を理由に辞退するとの連絡があった。自前のパビリオンを予定していた参加国の撤退はメキシコ、ロシアに続き3カ国目。
自前でパビリオンを建設する「タイプA」は当初60カ国が予定していたが、資材費の高騰などで建設業者との契約が難航。日本国際博覧会協会は簡易型の「タイプX」などへの移行を呼び掛けているが、アルゼンチンの撤退でタイプAは51カ国まで減少した。
万博への参加を表明しているのは161カ国・地域と9国際機関になる。
時事通信